テスラ・モデルX（2015年）

テスラでは、モデルXのリアドアに採用しているドアを「ファルコンドア」と呼んでいるようだが、実際には、ガルウイングであることに間違いはない。

スーパーカーではなく、ファミリー向けモデルでこうしたドアが採用されるのは珍しいが、その利点はこのクルマのリアへの優れた乗降性が証明している。

毎回このドアを開け閉めするたびに周囲を驚かせることができるとともに、モデルXでは、プログラムに隠しコマンドが仕込まれており、電動開閉式のフロントドアとともに、ダンスを踊らせることも可能だ。

だが、このドアの本質的な問題はそのサイズにあり、狭い駐車スペースに停めた時にそれは明らかとなる。テスラのダブルヒンジシステムを考慮しても、両隣に停まったクルマにぶつけないようこのドアを開閉するには、十分に広いスペースが必要となるのだ。

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