【タンデム2シーター】ジンガー21C 総出力1250psのハイブリッド・ハイパーカー 2021年末納車開始

公開 : 2020.03.16 11:43  更新 : 2020.03.16 12:45

ジンガーの21Cハイブリッド・ハイパーカーが、予想よりも早く2021年末から納車が始まるそうです。非常に軽量で、パフォーマンスの高い、このユニットの合計出力は1250ps。販売価格は邦貨で約1億8600万円となるそうです。

常に贅沢なスーパーカーを目指して

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

米国カリフォルニア州の新しいブランド、ジンガーは、最初の生産モデルであるハイブリッド・ハイパーカー「21C」の発売を控え、ラインナップ拡大の準備を整えていると述べている。

ジュネーブ・モーターショーの中止を受け、ロンドンで21Cを発表した、同社のCCO、イェンス・スベルドラップは、AUTOCARに対し、ジンガーは「ハイパーカーブランドではなく、自動車ブランド」であると語っている。

ジンガー21C
ジンガー21C

「開発中の他のモデルが控えているので、みなさんの予想よりも早く投入されると思います」

「わたし達はパフォーマンスブランドです。どのセグメントに参入しても、テクノロジー、イノベーション、パフォーマンス、軽量化の面で、マーケットのリーダーとなることを目標としています」

「パワー密度の非常に高いドライブトレインと、究極のパフォーマンスを備えています」

マスタングのようになるつもりはありません。常に贅沢なスーパーカーを目指しています」と、スベルドラップは語っている。

また、SUVについては、除外はしないものの差し迫った優先事項ではないと述べている。

「SUVはわたし達の最初のモデルにはなりませんが、投入するならば、非常に軽量で高速なモデルになるでしょう」

「新しいブランドなので、SUV製造への障害は何もありません。ただ、ボリュームの大きなセグメントなので、そのための準備が必要です」

初の生産モデル21C

21Cは、革新的な3Dプリントおよびオートメーション技術を使用して製造されている。

コンピューターは、特定のコンポーネントに必要なパラメーター(強度、重量、コスト)を計算し、必要な仕様に合わせて、複合材料または合金素材で製造される。

ジンガー21C
ジンガー21C

自社開発された2.88LフラットクランクのV8ツインターボ・ユニットは、最高回転数11000rpm。エンジン単体で最高出力950psと最大トルク75.9kg-mを発生。ミドに搭載され、後輪を駆動する。

このエンジンに加え、2kWhの急速充電チタン酸リチウム電池から電力が供給される、2基の電動モーターが前輪を駆動する。

リアにはモータージェネレーターが搭載されている。

スベルドラップが2021年末に納車が始まると言う、サーキット仕様モデルのユニット合計出力は1250ps、2022年には1190psの公道モデルが発売される。

どちらのモデルも非常に軽量で、公道モデルでも重量はわずか1250kgとなる。

2つのシートが前後に配置された戦闘機スタイルが採用されており、価格は市場によって異なるが約140万ポンド(1億8600万円)とされている。

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