コンチネンタル、市販車用48Vマイルドハイブリッド・システムを公開

2016.05.26

コンチネンタルは、横浜市で開催中の “人とくるまのテクノロジー展2016” で、市販車に搭載される48Vマイルドハイブリッド・システムを公開した。

これは、アウディSQ7やルノー・セニックのマイルドハイブリッド車に搭載されるシステムだ。

48Vマイルドハイブリッド・システムは、ドイツの自動車メーカー5社が標準化を進めているもので、これをシステムとして提供できる部品メーカーは、現在のところコンチネンタル、ボッシュ、ヴァレオの3社のみ。

このうちボッシュとヴァレオは、12Vオルタネーターを自社で取り扱うため、それを48Vに転用してシステムを構成する。

一方のコンチネンタルは12Vオルタネーターを扱わないため、ハイボルテージのモーターを48V用に流用するという他社とは違った手法を取る。

こうしたアプローチの違いから、ボッシュおよびヴァレオが空冷式スタータージェネレーターを採用したのに対し、コンチネンタルは水冷式を開発し、高出力化に対応できるのが特徴だ。なお、冷却水はエンジンのクーラントを使うので、同社のスタータージェネレーターには冷却水の入口と出口が確認できる(写真下から2番目)。

これによりコンチネンタルの48Vマイルドハイブリッド・システムは、空冷式システムに比べ、大きなセグメントの車両に採用されることが見込まれる。


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