旧車で酷暑をどう乗り切る問題 自分で貼ったUVカット&断熱フィルムを検証!【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画 #19】

公開 : 2026.07.17 12:05

イラストレーター兼ライターの遠藤イヅルが、1985(昭和60)年式『日産サニーカリフォルニア』の『再生』と『快適化』をレポートする不定期連載。第19回では、自分で貼ったカーフィルムの検証結果を報告します。

暑さ対策のために貼ったカーフィルム

こんにちは。イラストレーター兼ライターの遠藤イヅルです。所有中の1985(昭和60)年式『日産サニーカリフォルニア』の『再生』と『快適化』のレポート連載の第19回は、カーフィルムを貼り付けた検証結果について記します。

今年の6月は、空梅雨で猛暑だった昨年と違い、スッキリしない天候と涼し目の日が続いて過ごしやすかったですね。このまま夏が終わらないかな、なんて思っていましたが、そんなに夏は甘くない。関東地方では7月半ばから急激に暑くなり、7月14日には東京の練馬で最高気温35℃以上を記録しました。

午前10時ですでに炎暑。赤いボディカラーが暑さを助長します(涙)。
午前10時ですでに炎暑。赤いボディカラーが暑さを助長します(涙)。    遠藤イヅル

となると、当連載の前回、前々回(17、18回)で暑さ対策のために貼った、UVおよび赤外線カット効果があるというカーフィルムの効果を、ようやく試すことができるチャンスが到来。気持ちよく晴れた日に、その効果を確認してみることにしました。

とはいえUVと赤外線がどれだけカットされているのか確認するための計測器などは持っていないため、とても単純な方法ではありますが、フィルム貼付の有無により照らされる箇所の温度が違うのでは?と考え、その部位を計測してみることにしました。

これは効果ありと見ていい?

計測は、午前11時ですでに外気温33℃、ほぼ真上から太陽が照りつける暑い日に行いました。まずは参考までに窓ガラスに近い箇所のボディを測ってみたところ、約59℃という数値が出ました。アチい。

続いて車内。運転中の状況を想定し、エンジン、エアコンともに切った直後で測りましたので、車内温度は30℃ほどです。

UV&IRカットフィルムを貼っていないフロントガラス直下のダッシュボードを、10cmくらい離した状態で計測しました。数ヵ所測ってみたところ、61〜66℃という熱さ。アチチ。
UV&IRカットフィルムを貼っていないフロントガラス直下のダッシュボードを、10cmくらい離した状態で計測しました。数ヵ所測ってみたところ、61〜66℃という熱さ。アチチ。    遠藤イヅル

カーフィルムを貼っていないフロントガラスから光を受けるダッシュボードでは、放射温度計でだいたい60℃以上(窓ガラスに近いメーターフード上部が66℃で最大)を示しました。マジでこんなに暑くなるのか……。

こんな過酷な環境下で、40年前を経てもダッシュボードが極端に変形していないのは、地味にすごいなって思いました。

続いて、窓にカーフィルムを貼った前後ドアの内張を計測。なお前回までの記事では、フィルムはリアドア、クオーター、リアゲートのみの作業と記述していますが、実はその後、フロントドアにも施工しています。

計測の結果は、40℃前半。内張とダッシュボートでは素材が違いますが、放射率はそれほど変わらないようなので、かなり温度が下がっていることがわかりました。

しかも、厳しい日光が降り注ぐ中で、フロントウィンドウとフロントドアウィンドウ近くで交互に腕をかざしてみると、ドア側ではたしかに皮膚を焼くようなジリジリ感が低減しています。むむ、これは効果ありとみてよいかもしれません。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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