「ワイルド・スピード」×「ディズニー」=【マクラーレン!?】 MTC20周年で20の秘密をご紹介

公開 : 2024.05.17 07:25

マクラーレンは同社テクノロジー・センター「MTC」の20周年を記念し、施設にまつわる20の秘密を公開しました。「ワイルド・スピード」/「NASA」/「ディズニー」とパワーワードがたくさんです。

マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」1~10

マクラーレンのテクノロジーセンター(MTC)は2024年5月12日、エリザベス2世による正式オープンから20周年を迎えると発表した。イギリス人建築家、ノーマン・フォスターが設計したMTCは、マクラーレン・オートモーティブとマクラーレン・レーシングの本拠地であり、2011年には、マクラーレン・プロダクション・センター(MPC)が新設されている。

そんなMTCの20周年を記念し、MTCの20の秘密をご紹介する。

マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」
マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」

1.湖を湛える3000万リットル以上もの水は、熱交換器に送られ、建物の冷却と風洞から発生する放熱に使用されている。

2.建物の寸法に合わせてタイルをカットする必要がないよう、事前に建物の寸法は正確に計測され、完璧にフィットするように設計されてる。

3.建物のファサードを支えるブレードデザインは、F1マシンのサスペンション・ウィッシュボーンからヒントを得ている。

4.料理の匂いを抑えるために、施設内のレストランの気圧は、やや低めに設定されている。

5.50ヘクタールの敷地には10万本以上の樹木や低木、そして5つある駐車場には それぞれ1万4000本以上の植物が植えられている。

6.キャンパスが建設された土地には、もともとダチョウ牧場と鉄道模型があった。

7.MTCを建設する際、30万立方メートル以上の土が取り除かれ、その土はすべて敷地内に再分配され、再利用されている。

8.俯瞰でみると、MTCと湖は一つのきれいな円を描いている。

9.近未来的な外観を呈するMTCは、映画「ワイルド・スピード」シリーズ ホブス&ショーをはじめ、数々の賞を受賞した映画やTV番組のセットとして使用されている。

10.約4万3000平方メートルのガラスが使用されている。

マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」11~20

11.MTCの建設には200万時間もの時間が費やされた。

12.川と湖には、11種のトンボが生息している。

マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」
マクラーレン・テクノロジー・センター「20の秘密」

13.建物のメインフレームは、ボーイング747型機が9機入るほどの大きさだ。

14.建物は、厚さ1メートル、深さ27メートルのスラリー壁で囲まれており、これを掘削するには、世界に3台しかない特殊なバックホー掘削機をアメリカから輸送した。

15.夏の晴れた日には、約350匹の蝶を、またマクラーレン・パークでは、毎年25種類以上の様々な生物を確認することが可能。

16. コンセプトは、90%がNASA、10%がディズニー。

17. MTCキャンパスの植物は、毎年100トンの炭素を吸収・回収している。

18. 湖には、当初飼われていた鯉よりもさらに大きな「マクラーレン・ブレッド」という鯉が生息している。

19. ビルのファサード(正面)にあるガラス製のエレベーターは、ピストンからのインスピレーション。

20. 世界的建築家ノーマン・フォスター(フォスター・アンド・パートナーズ)が設計を担当。彼は、ロンドンのウェンブリー・スタジアム、ガーキン(サーティ・セント・メリー・アクス)、香港空港、そして東京のセンチュリー・タワーも手掛けた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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