【幸運を呼ぶナンバープレート?】『358』がついに全国で抽選対象希望番号に!抽選なしは5月11日まで

公開 : 2025.05.06 13:05

風水的にも数秘術的にも金運や仕事運アップに良い数字として知られる『358』を使用したナンバープレートが、このたび全地域で抽選対象番号に指定されることが明らかになりました。4年前にも記事レポートを担当した、加藤久美子が解説します。

一般希望番号での申し込みは5月11日21時まで

令和3年5月8日にAUTOCAR JAPANで記事化した『358』ナンバーは、その後も希望者が増え続けている。そしてこのたび『358』が全地域で抽選対象番号に指定されることが明らかになった。4月14日、全国自動車標板協議会が運営する『希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス』のトップページにて、以下のように公表されている。

2025年04月14日【お知らせ】抽選対象希望番号の追加について

登録自動車及び軽自動車にて「358」は、払出数の増加により、全地域を対象に令和7年5月19日(月)の抽選から抽選対象希望番号となります。そのため、令和7年5月11日(日)21:00から抽選扱いでのお申込みとなります。一般希望番号でのお申し込みは令和7年5月11日(日)21:00までとなりますので、ご注意ください。

抽選対象希望番号となることが発表された358ナンバー(写真はオーナーの許可を頂いて掲載しております)。
抽選対象希望番号となることが発表された358ナンバー(写真はオーナーの許可を頂いて掲載しております)。    加藤久美子

358は風水的にも数秘術的にも金運や仕事運アップに良い数字として知られるゆえに、希望する人が多いのだが、実は意外な理由で増えている背景もある。新車購入時、希望番号を『希望しない』と選択したお客さんに対して、ディーラーが自腹で『358』をつけている実態があるという。

複数のディーラー営業マンに聞いたところ、「せっかく弊社で新車を購入下さったお客様ですから、希望番号を選択せず一般払い出しで変な番号(893とか9494など)が出てきたら気の毒です。気持ちよく乗っていただくためにも3~4年前から希望しないお客様には『358』をつけるようにしています」との回答だった。

358が加わって全国統一の抽選対象希望番号は14種類に

希望番号には『抽選対象番号』と、希望すれば発給される『一般希望番号』の2種類がある。さらに抽選対象番号は、1:全国共通と2:地域ごとのふたつにわけられる。1は4月末現在で以下の13種類が指定されている。
・・・1/・・・7/・・・8/・・88/・333/・555/・777/・888
/1111/3333/5555/7777/8888
ここに5月11日21時以降の申し込みから『358』が加わって14種類となるわけだ。

希望番号制度が始まったのは分類番号の3桁化に伴い、一部地域で1998年5月(全国で1999年5月、軽自動車は2005年1月)からスタートした。全国の抽選対象番号はこれまで随時変化しており、過去には『2000』(ミレニアム)や『2020』(東京オリンピック)などもあったが現在は外れている。

広報車は車名や型式にちなんだ希望番号を採用するケースが多い。
広報車は車名や型式にちなんだ希望番号を採用するケースが多い。    山本佳吾/内藤敬仁

では2の地域ごとの抽選番号にはどのような特徴があるのだろうか?

この番号は登録車(普通車)と軽自動車でも異なってくる。品川、横浜、名古屋、神戸などは多くの番号が抽選対象に指定されているが、これは単にその地域で登録(軽自動車は届出)された車両台数が多いことが理由だ。

電話番号などと違い、一度クルマのナンバーとして使われたものは別のクルマで二度と同じ番号が使われることがない。それが理由で登録(届出)が多い地域ではナンバーの払い出し数も多くなるため、日本一台数が多い名古屋で358が抽選対象番号になった経緯もある。

地域別で抽選対象番号になっている番号の中で、もっとも特徴があるのは『3776』だろう。富士山ナンバーのエリアでは、富士山の全高である3776mの数字が抽選対象となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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