ブリヂストンの新機軸アレンザとフィネッサ(1) レグノとの棲み分けは? SUV向けプレミアムタイヤ『LX200』開発者に訊く

公開 : 2026.02.10 17:05

ブリヂストンが、SUV向けプレミアムタイヤ『アレンザ LX200』と、乗用車用スタンダードタイヤ『フィネッサ』というふたつの新製品を発表しました。ここではアレンザLX200を篠原政明が紹介します。

アレンザ(ALENZA)という名前の由来は?

ブリヂストンが、SUV向けプレミアムタイヤ『アレンザ LX200』と、乗用車用スタンダードタイヤ『フィネッサ』というふたつの新製品を発表した。

そこで両製品の商品企画を担当した、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン商品企画本部消費財商品企画部の尾賀俊介部長と、開発を担当した、ブリヂストンPSタイヤ製品企画第1部の松永家朋部長に話を伺った。

ブリヂストンが『アレンザ LX200』と『フィネッサ』を発表。本稿では前者を紹介する。
ブリヂストンが『アレンザ LX200』と『フィネッサ』を発表。本稿では前者を紹介する。    ブリヂストン

ここでは、アレンザLX200についてご紹介しよう。

『アレンザ(ALENZA)』とは聞き慣れない言葉だが、ラテン語の『AL:向かう』と英語の『エレガンス(Elegance):優雅、パフォーマンス(Performance):性能、リファインメント(Refinement):洗練』を組み合わせた造語で、SUVの多様な能力を高次元で引き出すプレミアムタイヤに、という想いが込められているという。

高性能スポーツタイヤの『ポテンザ(POTENZA)』や、コンフォートタイヤの『トランザ(TURANZA)』と語感を揃えたネーミングとしたことで、ブリヂストンのタイヤと認識しやすいことも狙っているようだ。

SUV専用として棲み分けが必要

SUVは高重量かつ高重心で、タイヤに対する入力がシビア。これに合わせた運動性能を実現するには、サルーンなどと共用ではなく、SUV専用として棲み分けが必要になってくるわけだ。

しかし、最近の高級サルーンは電動化も伴って大型化、重量化しているから、SUVであってもレグノを選んでもいいのではないかと思ってしまう。

LX200は従来品のLX100後継モデルとなり、比較的外径が大きいサイズ構成となっている。
LX200は従来品のLX100後継モデルとなり、比較的外径が大きいサイズ構成となっている。    神村聖

そのあたりを聞いてみると、レグノとアレンザでは性能の向かうべき方向は近いものの、レグノはプレミアム車や輸入車を、アレンザはプレミアムSUVをターゲットにしており、搭載技術は微妙に異なるという。そのため、あえて棲み分けているそうだ。

今回の新製品『LX200』は従来品の『LX100』後継モデルとなり、比較的外径が大きいサイズ構成となっている。ちなみに同じタイヤでもサイズが違うと、サイドウオールの高さやタイヤ幅が異なるので、変形の度合いが変わってしまう。従って、サイズによって内部の構造を変えている。

SUVも電動化が進んでいることから、このLX200も車重のある電動SUVにも対応できる製品となっている。むしろ、比較的軽量で小型なコンパクトSUVには、新たに誕生したブランド、『フィネッサ』をオススメしたいそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事