フェラーリにはレースのDNAが必須だとマルキオンネ

公開 : 2015.03.14 22:40  更新 : 2017.06.01 02:10

F1の重要性をフェラーリは決して蔑ろにしていないと、フィアット・クライスラー・オートモビルズのCEOであり、フェラーリの社長を務めるセルジオ・マルキオンネは語った。マルキオンネは、御存知の通り、昨年ルカ・ディ・モンテゼモーロに代わってフェラーリを率いる役目を受け継いでいる。

フェラーリのF1における “病んでいる状況” をどうにか打破したとマルキオンネは考えている。というのも、2013年後半からフェラーリはF1で勝利を収めていないのだ。

このF1での苦戦をよそに、フェラーリのロード部門は好調だ。2013年には前年比5%プラスとなる£1,885,000,000(3,373億円)の売上をあげ、総利益でも£299,500,000(536億円)、そして純利益でも£201,000,000(359億円)を確保している。

マルキオンネはジュネーブ・モーターショーの会場で、「他のブランドとの比較は無意味だ。」と語り、「フェラーリの中心はレースにある。われわれはアストン・マーティンではないのだから。われわれはレースにおける勝利によってその価値を高め、ブランドを構築していくのだ。」と語った。また、レースでの成績が明らかにフェラーリのロードカーに影響するとも語った。

そのひとつの例としてFFを出してこう言った。「確かに高価な4WDの4シーター・モデルとしか考えない人もいるかもしれない。しかし、300km/hを越えるスピードで楽にドライブができるのは、レースで鍛えられたテクノロジーがフィードバックされているからに他ならない。フェラーリのレーシングDNAは、決して過小評価されてはらないことなのだ。」ともコメントしている。

「フェラーリが再び勝利を収めるためには、2、3年の時間が必要になるかもしれない。しかし、ロードカーの技術は、フェラーリ・レーシングによって鍛えぬかれたものなのだ。」とも言う。

いよいよ開幕となった2015年シーズンのF1だが、その開幕戦となるオーストラリア・グランプリの公式走行1日目。レッドブルから移籍したセバスチャン・ベッテルと、キミ・ライコネンという2人のドライバーを要するフェラーリは、2台のメルセデスに次ぐ3番手、4番手のタイムを叩き出している。