ボルボのコンパクトSUV『XC40』シリーズが大幅改良発表 デザイン大幅変更でフロントエンド刷新 グーグルAI『ジェミニ』も搭載

公開 : 2026.09.14 07:25

ボルボの人気SUV『XC40』、『EX40』、『EC40』のシリーズが大幅改良を受けました。エクステリアデザインを刷新し、他の最新モデルと統一感を高めました。AIアシスタントや新しい安全装備も導入します。

9年目の大幅アップデート

ボルボは、コンパクトSUVの『XC40』シリーズのマイナーチェンジを発表した。現行世代の発売から9年を経て、エクステリア、インテリア、そして装備の刷新が行われた。

マイルドハイブリッド仕様のガソリン車XC40と、EVモデルの『EX40』および『EC40』は、今回の改良でAピラーより前部のデザインがすべて変更された。

ボルボXC40(改良型)
ボルボXC40(改良型)    ボルボ

フロントフェンダー、ボンネット、フロントバンパーの形状を一新し、よりすっきりとした外観となり、『EX60』や『EX90』といった新モデルとの統一感を高めた。これほど大規模なデザインアップデートを受けるのは、これが初めてとなる。

2017年に発売されたXC40は、スウェーデンのボルボにとって不可欠な存在だ。2025年、XC40は『XC60』に次いで2番目に売れた内燃機関モデルであり、EX40とEC40はボルボのEVの中でそれぞれ2位と3位を占めた。

AIアシスタントを導入

今回の改良では、ボルボの象徴である「トールハンマー」デザインを取り入れた、新しいLEDマトリックスヘッドライトも採用されている。

フロント部分において、マイルドハイブリッドモデルとEVモデルの唯一の外観上の違いはフロントグリルにあり、EVモデルではこれが塞がれている。

ボルボXC40(改良型)
ボルボXC40(改良型)    ボルボ

リア部分にも改良が加えられ、新しいLEDライトやバンパー、新しいテールゲートが採用されている。EC40のリアデザインは変更されていない。

また、18インチ、19インチ、20インチの新デザインのホイールや、新色のボディカラーなども用意される。

インテリアには、最新EVと同様のインフォテインメント・システムを備えた、大型の11.2インチタッチスクリーンが採用された。音声操作で質問への回答、メッセージの管理、ナビのルートプランニングが可能なグーグルのAIアシスタント、Gemini(ジェミニ)などの新機能が盛り込まれている。ボルボによれば、この車載アシスタントと「自然な会話」ができるという。

オプションとして、360度3Dカメラも選択可能になった。

安全装備も強化

全車、最新世代のボルボ・アクティブ・セーフティ・システムが搭載される。新しいソフトウェア、高性能化された超音波センサーおよびレーダー、高解像度カメラに加え、自動緊急ステアリングおよび自動緊急ブレーキ機能が備わっている。

XC40のパワートレインに変更はない。英国では、マイルドハイブリッドの2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載した『B3』と『B4』が用意される。いずれも前輪駆動で、7速デュアルクラッチ式オートマティック・トランスミッションを組み合わせている。

ボルボXC40(改良型)
ボルボXC40(改良型)    ボルボ

EVのEX40は、1回の充電で最大575km、EC40は584kmの航続距離(WLTP)を実現している。

AUTOCARの取材によると、XC40のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルについて、現時点では改良型の販売計画はないという。

英国向けの価格はまだ発表されていないが、ボルボのラインナップにおける位置づけは変わらないとのことだ。したがって、ガソリン車の価格は約3万3000ポンド(約685万円)から、EVモデルは約4万3000ポンド(約895万円)からになると予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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