日本で一番売れているボルボSUV、『XC40』の話【日本版編集長コラム#87】
公開 : 2026.06.21 12:05
AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第87回は4週間続いたボルボの話、完結編となる『XC40』がテーマです。
既にデビューから9年目となるXC40
4週間に渡ってレポートしてきたボルボXC60、V60。車両を返却した2日後、偶然にもXC40の試乗会に参加する機会があったので、ボルボのレポートを続けることにした。
2018年に欧州カー・オブ・ザ・イヤーを初受賞し、日本では前年のXC60に続き、ボルボとして2年連続でカー・オブ・ザ・イヤー受賞となったXC40。既に9年目となっているが、元々、2015年に電動化を想定して登場したCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)を採用し、この9年も様々な改良を施してきたこともあり、今も人気を維持している。

直近の数字では、今年4月に204台を販売。これは国内プレミアムCセグメントSUVの中では6番目となる。ただ、上位が軒並み販売台数が低下している中、前年同月と同じ台数とXC40は健闘している。具体的には以下のとおりだ。
2026年4月プレミアムCセグメントSUV販売台数(ボルボ調べ)
●BMW X1:433台(前年同月比マイナス8.3%)
●レクサスUX:335台(同マイナス20%)
●メルセデス・ベンツGLB:394台(同マイナス15.6%)
●ミニ・カントリーマン:238台(同マイナス16.8%)
●メルセデス・ベンツGLA:238台(同マイナス8.8%)
●ボルボXC40:204台(前年同月同数)
なお昨年の日本におけるボルボ販売で、XC40は全体の32%を占めるベストセラーとなり、XC60が21%、EX30が16%、V60が18%、XC90が11%となっている。ちなみにワールドワイドではXC60がトップになるので、日本は特にXC40が売れているわけだ。
昨年5月にマイチェンを受けたモデル
現在日本で販売されているXC40は、昨年5月にマイチェンを受け、EX30やXC90などと同じセンターディスプレイグラフィックのインターフェイスを採用したモデルだ。
具体的にはクアルコムテクノロジーの次世代コンピューター基盤と言われる、スナップドラゴンコクピットプラットフォームを導入。グーグル搭載のインフォテイメントシステムの処理速度は2倍以上、グラフィックの生成速度は10倍に向上している。

グレード構成は『XC40ウルトラB4 AWD』(価格639万円)、いずれもFFとなる『ウルトラB3』(599万円)、『プラスB3』(559万円)の3種類。
パワーユニットは全て2L直列4気筒ターボ+モーターのマイルドハイブリッドだが、AWDが最高出力197ps/最大トルク30.6kg-mであるのに対し、FFは163ps/27.0kg-mとなる。トランスミッションは7速デュアルクラッチだ。
ボディサイズは全長4440mm、全幅1875mm、全高1655mm、ホイールベース2700mm。車両重量はウルトラB3が1660kg、ウルトラB4 AWDが1720kgで、タイヤサイズはB3が18インチ、B4が19インチという違いがある。







































