【インフォテインメントを刷新】ボルボ『XC40』を一部改良 新グレードを追加
公開 : 2025.05.31 08:05
ボルボXC40がマイナーチェンジを受けました。2WDのB3に充実装備の『ウルトラ』が追加されました。また、インフォテインメント・システムが同社の最新世代に刷新され、使い勝手や安全性も向上しました。
XC40を一部改良、新価格で発売
ボルボ・カー・ジャパンは5月29日、CセグメントのSUV『XC40』を一部改良するとともに新価格での発売を開始した。
2018年にボルボ初のコンパクト・シティSUVとして登場したXC40は、そのサイズとシンプルで洗練されたデザインが評価され、欧州カー・オブ・ザ・イヤー(2018)や日本カー・オブ・ザ・イヤー(2018-2019)などを受賞。日本でも発売以来のベストセラーモデルとなっている。

改良新型『ボルボXC40』の価格は、2輪駆動モデルの『プラスB3』が559万円、『ウルトラB3』が599万円、4輪駆動モデルの『ウルトラB4 AWD』が639万円となる。
インフォテインメントを最新世代に刷新
今回の一部改良では、センターディスプレイのグラフィックに、EX30やXC90など最新のボルボ車と同様のインターフェイスを採用し、快適で操作性に優れた次世代のユーザー・エクスペリエンスを提供する。
新インターフェイスでは、ホームボタンで地図などが表示されるメイン画面に簡単にアクセスできるようになった。

ナビゲーションは画面上部に表示され、運転時の視線移動を最小化することで、より安全な運転をサポートする。また、ヴィジェット機能により、お気に入りのメディアやハンズフリー通話などへの切り替えも容易となった。
コンテクスチュアルバーには、低速走行時に車外カメラのアイコンを表示したり、よく使用するアプリが表示されるなど状況に応じて表示が変化し、使い勝手が大幅に向上した。
さらに米クアルコム社製の次世代車載コンピューター『スナップドラゴン・コクピット・プラットフォーム(Snapdragon Cockpit Platform)』を搭載。グーグルを導入したインフォテインメント・システムは従来と比べて処理速度は2倍以上、グラフィックの生成速度は10倍以上に向上し、より快適でスムーズな操作を実現した。
XC40その他の改良点
今回の改良では、運転支援機能の『パイロットアシスト』に『エマージェンシー・ストップ・アシスト』機能が追加された。この機能は、『パイロットアシスト』作動中に、ドライバーが両手でステアリングホイールを握るように求められても反応しない場合に、自動で車両を安全に停止させる機能である。
また、2輪駆動モデルの『B3』のラインナップに、『本革シート』や『オレフォス製クリスタル・シフトノブ』、『ハーマンカードン・プレミアムサウンドシステム』、『5スポーク18インチアルミホイール(ダイヤモンドカット/ブラック)』など、上質な装備の『ウルトラB3』を追加した。

ボディカラーには新たに『デニムブルー』、『オーロラシルバー』、『フォレストレイク』の3色が追加となった。