BMW、ガソリンエンジン搭載の新型『3シリーズ』プロトタイプ公開 最上位は3.0L直6ターボ『M350』、ドリフトモードも初採用
公開 : 2026.09.09 07:25
BMWが次世代『3シリーズ』の内燃機関モデルを一部公開しました。年内に正式発表予定で、最上位モデル『M350 xドライブ』は443psの直列6気筒エンジンを搭載。パワー、トルクともに現行モデルを上回ります。
M350 xドライブは443psを発生
BMWは、内燃機関を搭載した次世代『3シリーズ』のプロトタイプを公開した。その最上位モデルとなる『M350 xドライブ』は、従来の『M340i』よりも大幅にパワーアップし、さらにドリフトモードを搭載する。
BMWによると、『M3』を除いて、次世代3シリーズの中で3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載するモデルは、このM350だけだという。最高出力443ps、最大トルク59.1kg-mと、M340iよりも50psと4kg-mの向上となる。

お馴染みの8速オートマチック・トランスミッションと四輪駆動システムを組み合わせ、0-100km/h加速は4.1秒とされる。これは現行M3と比べて0.6秒遅い。最高速度は250km/hだ。
ドリフトモードはこれまで、M3のような本格的なMモデルにのみ搭載されていたが、今回初めてM350にも導入されることになった。ドリフトモードを選択すると、すべてのパワーを後輪に送り、スライドを誘発する。ただし、発売当初は利用できず、来年予定されているソフトウェアアップデートの一環として展開されるという。
M350は標準でスチール製サスペンションを採用するが、快適性を重視したタイプと、硬めのタイプの2種類のアダプティブダンパーがオプションとして用意される。また、前後異径のスポーツタイヤを装着し、フロントは幅245mm、リアは幅275mmとなる。
ディーゼルのラインナップは縮小か
ガソリンエンジンを搭載した次世代3シリーズは、EVの『i3』に続き、今年後半に発売される予定だ。英国での納車は2027年初頭から始まる見込みである。
BMWは、従来の『M340d』と同様の高性能ディーゼルモデルをラインナップに加えるかどうか、まだ正式には明らかにしていない。ディーゼルエンジン車の人気が低下していることや、厳しいユーロ7排出ガス規制の導入が迫っていることを考慮すると、導入の可能性は低い。実際、M350の車名からガソリンエンジンを示す「i」の接尾辞が省かれたこと(ディーゼルは通常「d」で表される)から、高性能ディーゼルはすでに廃止された可能性が高いと言える。

M350以外のモデルには、4気筒エンジンが搭載される予定だ。現行3シリーズに搭載されているガソリンエンジン「B48」およびディーゼルエンジン「B47」の改良版になると見られる。
一方、次世代M3は来年登場予定であり、通常の3シリーズと同様、ガソリン車とEVの両方がラインナップされる。BMW M部門の責任者フランク・ファン・ミール氏は最近、AUTOCARの取材に対し、新型EVはガソリン車の「天敵」になるとし、その4モーターパワートレインがダイナミクスに新たな可能性をもたらすと語った。

















