アウディ初の高性能PHEV『RS5』登場 新クワトロシステムを搭載 市販モデルで世界初『エレクトロメカニカルトルクベクタリング』採用

公開 : 2026.10.06 07:05

能動的制御の新クワトロシステム

新型『RS5』の駆動系には、アウディスポーツとして初となるプリロード付きのセンターディファレンシャルを採用した。デフに駆動トルクがかかっていない状況でも、前後アクスルの結合状態を維持することでトラクション性能を維持でき、コーナリング時のアンダーステアを抑制してターンインをサポートする効果を発揮する。

さらに、後軸には市販モデルで世界初の『エレクトロメカニカルトルクベクタリング』を備える『ダイナミックトルクコントロール・クワトロ』を搭載した。アクセルのオン/オフに関係なく左右の後輪のトルク差を最大204kg-mまで瞬時(15ミリ秒)に発生させることで、あらゆる状況でヨーモーメントを制御し、コーナリングパフォーマンスが大幅に高められた。

新型アウディRS5
新型アウディRS5    アウディ

従来型の受動的な制御のデファレンシャルに対し、新開発の『エレクトロメカニカルトルクベクタリング』は、『ステアリング角』、『アクセル開度』、『ブレーキ圧』などのドライバーの操作に加え、『縦・横方向のG』、『ヨーレート』、『スリップ角』、『速度』、『路面の推定摩擦係数』といった車両の状況を継続的に統合解析し、能動的に予測する制御に進化しているという。

この制御を可能としたのが『ドライビングダイナミクスコントローラー(HCP1)』である。与えられた走行状況に対するターゲットデファレンシャルトルクを5ミリ秒ごとに算出、この制御値をもとにドライバーの意図と挙動の予兆を先読みして、ダイナミックかつ精密なトルク配分を行い、車輪が滑り出す前に介入するアクティブな制御を実現した。

サスペンションは、従来用いられた『DRC(ダイナミックライドコントロール)』タイプに代わり、ツインバルブ式ショックアブソーバーを備えた『RSスポーツサスペンション』を標準装備し、伸び/縮み両側の減衰力を電子制御で瞬時にコントロールすることで、ピッチとロールを抑制する。

また、このセグメントのアウディ車では初めて、リアにも『セラミックディスクブレーキ』がオプション設定された(21インチホイールとセットオプション)。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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