個性派SUV『ヒョンデ・ツーソン』がフルモデルチェンジ 大型タッチスクリーンに小径ステアリング採用 「HEVステイモード」新搭載
公開 : 2026.10.06 07:25
グローバルに展開しているヒョンデの主力SUV『ツーソン』の新型が発表されました。大胆なエクステリアデザインと、実用性や安全性に配慮した新しいインテリアレイアウトを採用。PHEVモデルなども用意されています。
主力モデルが第5世代へ
ヒョンデは、人気のミドルサイズSUV『ツーソン(Tucson)』のフルモデルチェンジを発表した。新型は第5世代に数えられ、近年台頭してきたBYDシールUやジェイクー7といった中国の新たなライバルに対抗するべく、全面的に刷新された。
新型ツーソンはすでに韓国で公開されていたが、今回、英国および欧州市場向けに投入されるショートボディ版の仕様詳細が明らかになった。

ヒョンデは新型ツーソンの開発において、室内空間と実用性の向上に重点を置いたと述べている。そのために、全長は現行モデルより35mm長い4.56mとなり、ホイールベースも40mm延長された。全幅と全高もわずかに拡大されており、実車を見るとより堂々とした印象を受ける。
トランク容量は79L増の695Lとなり、後部座席は40:20:40の分割式で、必要に応じて150mm前後にスライドさせることが可能だ。
フロントでは、新型EV『アイオニック3』と同様のレイアウトを採用し、小径のステアリングホイールと、高位置に配置されたデジタルインストゥルメントパネルを特徴としている。これはプジョーのiコックピットにも似たスタイルだ。
安全性の向上に重点
ヒョンデの欧州デザイン責任者エドゥアルド・ラミレス氏によると、エンドユーザーに不満を与えないよう、このレイアウトを調整するには「長いプロセス」が必要だったという。
「ドライバーの操作性と、ディスプレイの視認性のバランスを図るため、従来のステアリングホイールの形状を見直す必要がありました」とラミレス氏は述べた。

「最大の焦点は安全性でした。道路から目を離して(従来のインパネを)見下ろすと、1秒間に何mもの距離をブラインド走行することになります。わたし達はこれを重要な課題として捉えました」
新機能の1つに、従来とは異なるタイプのドライバー注意力監視システムがある。ステアリングコラムではなく、バックミラーに取り付けられており、ドライバーと乗員の両方を監視できる。
これにより、助手席の乗員がダッシュボードに足を乗せるなど、不適切な姿勢で座っているかどうか、また両者がシートベルトを着用しているかどうかを検知できるようになった。
この注意力監視システムに加え、後部座席に子供を置き去りにしたままクルマを離れて施錠した場合、クラクションを鳴らして警告する新システムも導入された。
複数のパワートレイン展開
英国向けのツーソンには全車、1.6L直列4気筒ターボガソリンエンジンが搭載され、それをベースに複数のモデルが用意されている。ガソリン専用モデルの最高出力は150psだ。ハイブリッドモデルを選択すると、出力は238psに上昇する。一方、プラグインハイブリッドモデルは288psの合計出力と、80kmの電気走行距離を備えている。
駆動方式は、前輪駆動または四輪駆動のいずれかが選択可能だ。

ハイブリッドモデルに新たに搭載された「HEVステイモード」は、エンジン停止中に1.6kWhのバッテリーの残量を車載電子機器の電源として活用する機能だ。例えば、ガソリンスタンドで一時停止している間も、エアコンを稼働させ続けることが可能になる。
新型ツーソンは来年3月に英国で発売される。価格は未確認だが、現在の3万2685ポンド(約680万円)から若干の値上げが見込まれている。




















