アウディ新型『RS5』初公開! RS初のPHEV採用 従来型の弱点克服「アンダーステアは存在しない」

公開 : 2026.02.21 07:45

アウディに新型『RS5』が発表されました。アウディ・スポーツ初のPHEVであり、RS4の後継となります。アグレッシブなデザインとトルクベクタリング技術を採用しつつ、「日常的に使えるスポーツカー」とされています。

RS4後継 シリーズ初のPHEV

アウディは、新型の高性能モデル『RS5』を発表した。『RS4』の後継車であり、RSシリーズで初めてプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載する。

欧州では今夏より販売開始予定で、ボディスタイルはアバント(ステーションワゴン)とセダンの2種類が用意される。今回のモデルチェンジでは、これまで以上に攻撃的なデザインとなった。

アウディRS5アバント
アウディRS5アバント

アウディは、従来モデルで課題となっていたアンダーステアを解消したと述べている。

製品責任者マルクス・フィンク氏は、「RS5はスポーツカーですが、日常使いも可能なスポーツカーです」と語った。

加速感と効率性を高めたパワートレイン

RS5の心臓部には、ツインターボチャージャー付き2.9L V6エンジンを搭載。これに22kWh(実効容量)のバッテリーと、トランスミッション一体型の電気モーター(177ps)を組み合せている。エンジンは先代RS4で使用されたものと基本的には同じだが、アウディ・スポーツの責任者ロルフ・ミヒル氏はAUTOCARに対し、「変わらないのは2.9Lという排気量だけ」だと語った。

新エンジンでは、改良型ミラーサイクルが採用された。ピストンが最下点に達する前に吸気バルブを閉じることで燃費を向上させるもので、まもなく導入予定のユーロ7排出ガス規制を満たす上で極めて重要だ。燃料噴射圧も引き上げたほか、可変ジオメトリーターボを水冷化して吸気温度を下げることで、レスポンスを改善しているという。

アウディRS5アバント
アウディRS5アバント    アウディ

その結果、エンジン単体では、先代RS4 V6比で40ps増の510psを発生。モーターと組み合わせた合計出力は639psとなり、169psの飛躍的向上を実現した。

8速オートマティック・トランスミッションを採用し、0-100km/h加速は3.6秒(先代より0.1秒速い)、最高速度は285km/hとされている。

車両重量はセダンで2355kg、アバントで2370kg。

数値上の加速性能は大きく変わらないように見えるが、アウディは、加速感はRS4よりRS5の方がはるかに鋭いと主張している。先代RS4コンペティションとのローリングスタート対決では、RS5は2.5秒で2車身差を広げられるという。これは主に電気モーターの瞬発力によるものだ。

PHEVのため約80kmの電気走行も可能だ。

ブレーキはフロント420mmスチール製ディスク、リア400mmディスクとなるが、バネ下重量を30kg削減するカーボンセラミック製ディスクが6000ポンド(約125万円)のオプションとして用意されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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