BMW、2028年に新型『1シリーズ』発売か ノイエ・クラッセEV技術を採用 フラッグシップSUV『X8』も導入?

公開 : 2026.10.06 17:05

BMWは2028年に新型のコンパクトEVを発売する予定で、次期『1シリーズ』になると見込まれています。EVプラットフォーム『ノイエ・クラッセ』で開発中で、さらに『X7』より大型のSUVも検討中です。

後輪駆動の『i1』登場?

BMWは、2028年に新型コンパクトEVを発売することを正式に発表した。これは次期『1シリーズ』となる見込みだ。また、『X7』の上位に位置する新たな大型SUVの導入も検討中だ。

投資家向けイベントで発表されたこの新型コンパクトEVは、欧州市場を主なターゲットとしている。販売台数の多いエントリーレベルのセグメントへの注力を強化する方針の一環だ。

BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズ    AUTOCAR

BMWは詳細を明らかにしていないが、AUTOCARは以前、2028年に第5世代1シリーズを発売する予定であると報じている

新型『iX3』や『i3』で採用されているEV用プラットフォーム『ノイエ・クラッセ』をベースとするため、1シリーズは後輪駆動方式に戻ることになる。

i3と『3シリーズ』の関係性と同様に、EVモデル『i1』(仮称)は、同じスタイリングを採用する内燃機関搭載の1シリーズと並んで販売されるだろう。

BMWは「地域ごとの多様な顧客の嗜好」に対応する新たな地域別製品戦略の一環として、新型1シリーズの開発を進めている。この戦略では、販売地域ごとにパワートレインのラインナップに「大幅な調整」を加えることになっている。

BMWはまた、アルピナを、自ブランドとロールス・ロイスの間に位置する独立したブランドとして展開する。

地域ごとに異なる製品戦略

地域別戦略の一環として欧州向けのコンパクトモデルに注力するほか、BMWはSUVの生産を米国へさらにシフトさせる。成長する米国の大型SUV市場に対応するため、現行のX7の上位に位置する新モデル(おそらく『X8』と呼ばれる)の導入を検討している。

中国では、ノイエ・クラッセモデルの現地生産量を増やす一方、輸入は「利益率の高いモデル」に限定する。他の自動車メーカーと同様、BMWも中国向け車両における現地生産部品の割合を高め、特に技術面に重点を置く。

BMW X7
BMW X7

こうした地域特化型のラインナップ構築により、BMWはモデルバリエーションの数を減らし、収益性の低い一部のモデルを廃止することになる。詳細はまだ明らかにされていないものの、BMWは『2シリーズ・アクティブ・ツアラー』の後継モデルを投入しないことを認めている。

投資家向けイベントにおいて、BMWは「組織の回復力を高め、競争力を強化する」ための施策を複数提示した。2027年初頭までにEBIT(利払前・税引前利益)を8~10%に戻す目標だ。

これらの対策には、特に開発プロセスの加速と生産効率の向上を目的としたAIツールの「体系的な」活用、新たな代理店販売モデルの導入、そして2027年半ばまでに事業部門数および関連する管理職ポストを20%削減することなどが含まれる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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