BMW『1シリーズ』に後輪駆動復活? 次期型EV『i1』でリアモーター搭載 デザイン言語はノイエ・クラッセ採用
公開 : 2026.05.20 07:25
BMWのエントリーモデル『1シリーズ』は2028年頃にモデルチェンジを迎える見込みで、後輪駆動のEVモデルが追加されます。若年層の購入者をターゲットに、ハッチバックを維持しながら新デザインを取り入れるようです。
2年後に次世代モデル登場
BMWの次期型『1シリーズ』が2028年に登場する見込みだ。EVおよびハイブリッド車の両方を設定し、欧州市場における若年層の獲得に重点を置くようだ。
現行の1シリーズは、内燃機関のみが搭載されている。BMWのコンパクトカー設計責任者オリバー・ハイルマー氏は同車を「主要な柱の1つ」と評し、その重要性を強調している。

次期型では、『3シリーズ』と新型『i3』の関係性と同様に、内燃機関モデルとスタイリングを共有するEVモデルが追加される。これにより、今後登場するメルセデス・ベンツAクラスやアウディA2 eトロンといった競合モデルに対抗する狙いだ。
AクラスやA2 eトロンは小型ミニバンに近い外観を採用する見込みだが、一方の次期型1シリーズはハッチバックのフォルムを堅持しつつ、i3のように「ノイエ・クラッセ」のデザイン言語を取り入れる。
ラインナップに必要なモデル
今後2年半以内に「ノイエ・クラッセ」ファミリーの展開を完了するというBMWの計画に沿って、次期型1シリーズのデビュー時期は2028年と予想される。3代目(F40型)の大幅改良型である現行モデル(F70型)の登場から4年後のタイミングとなる。
消費者の需要がSUVやクロスオーバーへとシフトし、多くのメーカーがエントリーモデルから手を引き、より大型で収益性の高いモデルに注力している。そんな中、BMWは1シリーズを事業の重要な柱と位置付けている。昨年は世界で20万台近くを販売しており、製品責任者のベルント・ケルバー氏は以前、AUTOCARに対し、ラインナップにおいて1シリーズは依然として必要だと語っていた。

同氏は、1シリーズがイタリアやフランスなどの主要市場で高い人気を誇っているとし、「グローバルプレイヤーであるためには、1シリーズのシェアが極めて高い市場を大切にしなければなりません」と付け加えた。
ケルバー氏はまた、特に若い顧客層を中心にターゲットを広げるとも述べ、「ブランドを若々しく保ち、ポートフォリオ内で顧客層を拡大するためにも、1シリーズは非常に重要です」と力を込めた。
デザインを抜本的に刷新
1シリーズのデザインは、前述の通り「ノイエ・クラッセ」構想に従って大幅に刷新される。他のモデルといくつかの共通テーマを取り入れつつも、独自性を保つことになるという。
「ノイエ・クラッセのフォルム言語は境界線を設けません。それは単にポリライン上の曲線を指すのではなく、デザインの手引書というよりは、むしろマインドセットに近いものです」とハイルマー氏は説明した。

「ノイエ・クラッセの考え方の背後にある重要な側面の1つは、(各モデルラインごとに)明確な個性を持たせることです。そのため、同じプラットフォームをベースにした他のモデルでも、まったく異なるものが期待できます」
「iX3にあるものを単にコピーして、他のモデルにペーストするわけではありません。もっと感情に訴えるものにして、個性を創造するのです」
各モデルライン間で「かなり重要な」差別化要素となるのは、キドニーグリル、シルエット、そして表面処理だという。
「BMWは常にその差別化を重視してきました。7シリーズを縮小したような小型シリーズを作ったことは一度もありません。だからこそ、それぞれの個性を真に引き立てるために、この柔軟性を維持したいのです。これはわたしにとって非常に刺激的なことです」





























