お手頃な2択で悩める喜び ホンダ・スーパーワン vs ルノー・トゥインゴ(2) 魅力的で楽しいが、航続距離は物足りず
公開 : 2026.10.19 18:10
EVの技術で一日の長があるルノー
他方、ルノーにはEVの技術で一日の長がある。トゥインゴ E-テックの電費は、どんな走り方でも7.2km/kWh以上と、安定して高効率だった。スーパーワンは、市街地中心で9.0km/kWhまで伸びたものの、高速道路では5.6km/kWhまで低下していた。
駆動用バッテリーは27.5kWhあり、航続距離も僅かに長い。現実的に約200kmは走れるだろう。スーパーワンは25.4kWhで、約160km毎に充電が必要になる。どちらも、短いことは否めないが。

急速充電も、トゥインゴ E-テックの方が速い。カタログ値は両車とも50kWだが、実際に試すと瞬間的に53kWへ上昇し、その後も30kW以上が保たれていた。グーグルマップを利用したナビも、必要に応じて充電を踏まえたルート設定をしてくれる。
スーパーワンは、同条件で50kWを超えることはなく、全体的により低い数字で推移。ナビはEVへ最適化されておらず、スマホのアプリで充電状況を管理することもできない。
個性や特長は明らかに違う魅力的な2台
英国価格やスペックの近い2台だが、比較すると個性や特長は明らかに違う。魅力的で運転も楽しめる小さなEVを、お手頃な2択で悩めるようになったことが喜ばしい。
航続距離は、正直どちらも物足りない。2026年に安価なEVを提供する時、バッテリー容量を抑えるという手段は避けられないだろう。だが数年前のホンダeを振り返ると、数年後には大幅に距離が伸びていることには期待できる。

筆者がどちらかを選ぶなら、ジュニア・ホットハッチと呼べるスーパーワン。走りが痛快で、見た目から想像できないほど車内は実用性に優れるから。1充電でより長く走れ、オシャレなトゥインゴ E-テックも、非常に捨てがたいのだが。
スーパーワンとトゥインゴ E-テック 2台のスペック
ホンダ・スーパーN(スーパーワン) アドバンス(英国仕様)
英国価格:1万8995ポンド(約399万円)
全長:3599mm
全幅:1573mm
全高:1608mm
最高速度:135km/h
0-100km/h加速:10.0秒
航続距離:206km(WTLP)
電費:6.7km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1097kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:25.4kWh(NMC)
急速充電能力:50kW(DC)
最高出力:95ps
最大トルク:16.5kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動
ルノー・トゥインゴ E-テック・エレクトリック・テクノ(欧州仕様)
英国価格:1万9000ポンド(約395万円/予想)
全長:3789mm
全幅:1720mm
全高:1491mm
最高速度:130km/h
0-100km/h加速:12.1秒
航続距離:252km
電費:7.8km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1200kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:27.5kWh
急速充電能力:50kW(DC)
最高出力:81ps
最大トルク:17.8kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動























































































































































