おなじみの1.2ℓ直4直噴ターボ＋6速DCT。この組み合わせはコレオス以外のすべてのルノーに搭載されている。

ただし、チューンは各モデルによって異なっていて、メガーヌの場合、最高出力は132ps/5500rpm 、最大トルク20.0kg-m/2000rpmを発揮する。

ちなみにルーテシアやキャプチャーは120ps、カングーだと115psにとどめられている。2ℓターボを搭載するハッチバックの ‘GT220’ と比較すると、スペック上、車重が70kgも軽くなっているところが好ましい。

■どんな感じ?

乗り換えた途端、静かさに驚愕する。振動もほとんどない。2015年のCセグメントのスタンダードからしても、静粛性とヴァイヴレーションの皆無さ加減は特筆されるのではあるまいか。

雨で路面が濡れていたことはテスト環境上の優位点としてあったにせよ、ともかくメガーヌ・ゼンは明鏡止水、ゼン的に静かに走り出した。

ステアリングがごく軽いのは、タイヤ・サイズが205/55 R16と控えめなことが一因だろう。高速道路に上がると車速感応式のパワー・アシストゆえ俄然重くなる。