ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP

公開 : 2012.09.06 17:59  更新 : 2017.06.01 01:02

第2世代のミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPが発表された。この新しいミニGPは、ニュルブルクリンクで8分23秒と、初代ミニGPよりも18秒も速いタイムをマークしたモデルだ。

ミニGPは、エンジン、サスペンション、インテリア、エアロダイナミクスなどに手が入れられ、その価格は28,790ポンド(360万円)と、スタンダードなジョン・クーパー・ワークスよりも6,000ポンド(75万円)高い価格が付けられる。

エンジンは215bhp、28.6kg-mのパワー、トルクを発揮する1.6リッター・ターボで、JCWよりも7bhp、2.1kg-m大きい数値を持つ。また、トルク・ピークもより低い1750rpmから発揮するようなセッティングがされている。そのパフォーマンスは、0-100km/hでJCWよりも0.2秒速い6.3秒だ。

上級副社長のケイ・セグラー博士によれば、そのパワー・デリバリーを穏やかにセットすると共に、シャシー・ダイナミクスと車重減少に集中して開発したという。

「われわれはミニGPを馬力レースに参加させるつもりはない」とセグラーはコメントする。「ミニはドライブすることが楽しいクルマとして設計されており、アマチュアであっても速く走ることができるようでなくてはならない。」という。

その鍵となるのは、サスペンションのレース・スペックへのアップグレード、可変ダンパーの採用などだ。車高は20mm低くされている。また、コーナリング・フォースを高めるために、フロント・ダンパーは倒立となっている。クムホ・エクスタ・タイヤも、ミニGPの重要なパーツであり、標準で装備される。ブレーキはΦ335にフロント・ディスクがアップグレードされている。

インテリアは、リア・シートのあるべき部分に左右に取り付けられるストラットや、フロントのレカロ・シート、赤いギア・レバーなどが特徴だ。不思議なことに、その重さは標準のJCWと同じ1235kgだ。

生産は2,000台限定で、そのうち200台が英国向け。この数は、前のミニGPの半数である。

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