マクラーレン、SUVモデルの可能性について言及

公開 : 2015.12.02 22:50  更新 : 2017.06.01 01:41

マクラーレンは、スポーツカーを中心とした現在のラインナップとは異なるモデルの可能性について言及した。具体的には、4シーターやSUVモデルを考えているという。

チーフ・デザイナーのロバート・メルヴィルによると、こうした新たなカテゴリーのモデルは、同社のスペシャル・ディビジョンであるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)で製造を行うとしている。

「ここ数年、我々のもとには、SUVや、4シーター・モデル、オートバイといったものへの問い合わせが届いています。さらに、MSOでは、コーチビルダーとしての仕事も受注しました。MSOに依頼していただければ、全くの新型車を一から作りますし、出力の増減も、どんなご希望にもお応えします。もちろん、それなりの費用をいただきますが」

4人乗りのSUVについても提案を受け入れるようだが、気になるのは、”数百万ポンド(数億円)” はくだらないという価格面。そもそも、マクラーレンの現行アーキテクチャでは、こうしたモデルを作ることができず、新たなカーボンファイバー・タブを設計する必要がある。

それでも、こうしたクルマが製造されれば、同じく限定モデルのレンジローバー・スポーツSVR(V8スーパーチャージド搭載、最高出力550ps)などがライバルということになる。

ただ、マクラーレン本体が、スポーツカーやスーパーカーを中心としたメーカーであることには今後も変わりはない。しかし、SUVモデルなどが加わる場合、現在のラインナップであるスポーツ、スーパー、ウルティメイトというシリーズ構成のどこにカテゴリーされるのかはなんとも言えない。

これまで、いくつかのスペシャル・ワンオフ・モデルが、マクラーレンの最先端技術を扱う部門から生み出されており、最近ではを題材にしたマクラーレン650S Can-Am(写真)が発表されている。また、公道仕様のマクラーレンP1 GTRが話題に上がっているのも興味深い。

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