プジョーCEO「SUVのブームは限界がくる」

公開 : 2016.04.19 22:35  更新 : 2017.06.01 01:33

プジョーのCEO、マキシム・ピカットいわくSUVの爆発的な人気には限界が見えてきているとコメントした。もちろん予測可能な範囲ではSUVのブームが続くことを認めているが、プジョーとしては、3008や5008などニッチ・カテゴリーの投入に力を注ぐ方針のようだ。

「SUVに代わる、次なるブームの火付け役を今から考えています。同時にSUVを必要としていない層がたくさんいることも知っています。この層は、セダンやハッチバックを好むはずですが、それらがさらに美しいといいですよね。明確な答えはまた後日ですが、われわれは既に模索中です」

ピカットがSUVに対して好意的な見方をしていないのは、SUVが潜在的に掲げる燃費性能の低さが原因だとしている。同時に「ボディ・スタイルが決まっているため、施すことのできる仕掛けも限られます。これも長くブームが続かないだろうと予想する理由なのです」

SUVは2015年のヨーロッパにおけるセールスの23%を占めた。アメリカでは35%に達する。ピカットの見方に反して、2020年にはSUVのセールスが50%にのぼるという予想もある。

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