フォルクスワーゲン・アマロック3.0 TDI

公開 : 2016.06.16 05:40  更新 : 2017.05.29 18:56

フォルクスワーゲン製ピックアップは中期のフェイスリフトを受けた。なかでも3.0ℓV6エンジン、インテリアが大きな変更点である。

■どんなクルマ?

特にこちらのダブル・キャブ・モデルに関しては、単なるフェイスリフトという言葉でカテゴライズすることはむずかしい。初期型がデビューしたのは2009年(そんなに昔の話とは思えないでしょう?)、それ以降、ピック・アップ・マーケットに継続的に影響を及ぼしてきた。

フォルクスワーゲンのピック・アップは、大型SUVや4×4のセールスにも影響を及ぼしている。アマロックは最上位グレードが売れる、という傾向もそういった影響の要因なのだろう。英国内でも、実に80%のアマロックが最上位グレードなのである。

プレミアム・ダブル・キャブ・ピック・アップ、というのがアマロックにとって適切な表現だろうか。より高価なSUVを売るために他メーカーが努力する一方で、洒落っ気のあるピック・アップを作ることで、一定のボリュームの顧客を確保できることにVWは気づいたのだ。

商用で使うこともできるが、遊びにもピック・アップは同じように使える。そのうえ似合う。小型SUVにも共通する点ではあるが、そういったクルマを欲する人々にとっては、エンブレムや質感も重要なのだ。世間はダウンサイジングが主流だが、アマロックは今回のフェイスリフトにおいて、より大きく、よりパワフルな3.0ℓディーゼル・エンジンを新規採用した。これは、3.5トンという牽引重量近くでも余裕をもてるように、と希望する顧客の声を参考にしたのだそう。より洗練されたアマロックを希望する声も大きかったという。

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