排気量はたったの1ℓだが、びっくりするほどフレキシブルで経済的なSUVである。

■どんなクルマ?

ますます厳しさを増すエミッション・レギュレーションに対応するには、小さな排気量×強制吸気という組みあわせが手っ取り早く、シティカーのみならず、いよいよミド・スポーツカーにも見られるようになった。

排気量がさすがに1ℓともなると……。そう思うのは無理もないが、今後はますます増えてゆくだろう。ただ、さすがにSUVに載せるとしたら、さすがに力不足ではないだろうか?

それを試すために用意したのがセアト・アテカ。ノーズには1.0ℓガソリン・ユニット(5000rpmにて115psを発揮)を載せている。0-100km/hタイムは11.0秒を刻み、じつは1.6ℓディーゼルより速いのである。