来年1月1日からロンドン・タクシーもレンジ・エクステンダー搭載のEVに

公開 : 2017.03.14 15:06  更新 : 2017.06.01 00:26

来年から施行される英国の法律によって、ロンドン・タクシーもレンジ・エクステンダーを搭載したEVになる。

新法律は48kmのゼロ・エミッション走行が必須

すべての新しいタクシーは、来年1月1日からTFL(トランスポーター・フォー・ロンドン)法のもと施行される「ゼロ・エミッションで最低48kmを走行できなければならない」という決まりに従って、ロンドン・タクシー・カンパニー(LTC)はレンジエ・クステンダー付きのEVモデルを今年第4四半期にリリースする。

LTCは、現在、北極圏でウィンター・テストをしているプロトタイプの写真を公開した。

LTCのクオリティ・ディレクターであるウォルフラム・リートケは「新しいタクシーには、クオリティと耐久性という2つのエンジニアリングが求められています。また、タクシーの業務に差し支えないことも要求されます。すでに開発は終盤に差し掛かっており、コベントリー近くのアンスティの最新の工場で生産される体制を整えているところです」と語った。

この新しいタクシーは、ヴォグゾール・アンペラやBMW i3レンジ・エクステンダーのようなパワートレインを持つ。そして、レンジ・エクステンダーを搭載したデリバリー・バンと共に生産が行われるという。その時期は今年後半にLTCのコベントリー工場の準備が完了するとともに始まる。

LTCは親会社ジーリーによって、£3億(420億円)の投資を行い、この新しい工場を3月22日から稼働させることになっている。

LTCはこのレンジ・エクステンダー付きのタクシーの詳細についてはまだ何も発表していないが、「48kmという必要条件は軽く上回っています」とだけコメントしている。

LTCのCEO、ピーター・ヨハンセンは昨年、「1日1回の給油で事足ります」と延べている。「タクシー・ドライバーの1日あたりの走行距離は240〜320km程度です。この距離をドライバーが1回の給油で走れることが重要です」とも語っていた。

完全なEV導入にはまだ早い

ヨハンセンは、バッテリーのみのEVでは、その充電時間などから、そのままタクシーに採用することができないため、レンジ・エクステンダーの必要性を説いていた。それと同時に、2013年にボルボも所有する中国のジーリーがLTCを買収したときから、チェアマンのリ・シュウフはEVのロンドン・タクシーをリリースすることが目標だったことも明らかにした。

ロンドンもここ数ヶ月、クリック・チャージを大幅に増設しているが、それでも完全なEVに対応するほどの数はない。

ヨハンセンは、新しいパワートレインがロンドンのタクシー運転手に受け入れられると考えている。

「ドライバーはとてもエンスージァスティックです。そして、われわれは、定期的に彼らの意見を聞く機会を設けています。彼らも環境保護のため、新しいタクシーの登場を待ってくれているようです」とも語ってくれた。

TFLの法律が2018年1月1日から変更されると、タクシー運転手はレンジ・エクステンダーを搭載したLTCのニュー・モデルを使うしかないようだ。

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