「ARグラス」と「ジェスチャー」で故障を瞬殺? ボッシュ、未来の整備工場

2017.06.04

ボッシュが未来のメカニック像を発表しました。「ARグラス」と「ジェスチャー」で故障を瞬時に特定。そんなこと可能なのでしょうか? なんと欧州では……

これでアナタも一流メカニック? ボッシュのARグラス

拡張現実グラス(ARグラス)をかけたこちらの男性。実は、整備工場のメカニックさんなのです。

指先でジェスチャーをすると、あっという間に、故障箇所を特定しました。どんなことをしているのでしょう?

AR診断 操作手順

操作は、こんな要領です。今回は、エアコン不調で入庫したスマートが題材でした。

1. メカニックがARグラスを掛けると、オーナーから届いたビデオ・メッセージが再生。同時にOBDの診断結果や整備状況も確認できる。

・オーナー:ジョン・ドー
・症状:「エアコンが効かなくなってしまった」

(記者も体験してみたが、現在の技術ではARグラスが500g強と結構重く、かさばります。おでこに500mlペットボトルを結び付けたイメージです)

2. 手を払うと、1.の情報が入庫車両の方に流れていく。

3. 視線を車両に向けると、クルマの表面に、内部のメカが正確な位置で仮想表示される。

(車両のまわりを一周すれば、360°の透視図のように内部を確認できます)

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新国内ニュース