ロータス、2013年モデルのF-1、E21を発表

公開 : 2013.01.30 14:21  更新 : 2017.06.01 01:45

今シーズン、最も早く2013年モデルのフォーミュラ1を公開したのはロータスだった。1月28日に、オックスフォードシャーで公開されたE21は、基本的に昨年のE20を進化熟成させたモデルだ。昨年のE20は、アブダビ・グランプリで勝利を収め、キミ・ライコネンがドライバーズ・ランキング3位に輝いたマシンでもある。

「新型車の主な進化は、グラウンド・アップのリデザインにある。その他の部分は、数シーズンにわたって採用してきた技術を更に最適化したものだ。」とテクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンは語っている。

「サスペンション・レイアウトは、ベストなエアロダイナミクスを得るように改良している。また、フロント・ウイングは、2009年にレギュレーションが変更されてから取り組んできたものを継続している。リア・ウイングについては、最大のDRSを得ている間、安定したダウンフォースを得られるようにしている。」

2012年に多くのチームが採用した見にくいカモノハシ・スタイルのノーズを、このE21の引き継いでいる。レギュレーションでは、その段差を隠し滑らかにするパネルの装着が今年から認められているが、アリソンは大部分のチームがそれを採用しないだろうと見ている。

「そのようなパネルのオプションを装着することによって、数グラム重たくなる。パフォーマンスを優先するならば、ありえない選択だ。」と彼はコメントしている。

チームが昨シーズン、トライしたダブルDRSは引き続き開発していくともアリソンは述べている。

チームのドライバーは、キミ・ライコネンに加え、ロマン・グロージャンが引き続き正ドライバーで、ジェームス・ダンブリオがリザーブドライバー。そして開発ドライバーにはニコラス・プロストと、昨年のGP2チャンピオン、ダビデ・ヴァルザッキが控える。

「われわれはロータスE21がチャンピオンを獲得することができるマシンだと思っている。それは、2011年から2012年に、大きくジャンプ・アップした。2012年をベースに、更に上手く成し遂げたい。コンストラクターズ・チャンピオンシップも昨年の4位以上を狙っていく。」と、チーム代表、エリック・ブイユはコメントしている。

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