三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(1) 2.4Lツインターボディーゼルに直線基調の新ボディ 喜ばしい英国復帰

公開 : 2026.06.24 18:05

トルクフルな2.4L 4気筒ツインターボディーゼルを得た、新しい三菱トライトン(L200)。トルセン式四輪駆動で舗装路へ滑らかに対応し、悪路性能は多くのドライバーの想像以上です。UK編集部が試乗します。

新しい4気筒ツインターボディーゼル採用

英国の自動車市場は今、聞き慣れない中国メーカーが展開するバッテリーEVで賑わっている。そんな中で、旧友といえる三菱の市場復帰はとても喜ばしい。頼もしいピックアップトラックを牽引役に、帰ってきてくれた。

三菱は以前から、ピックアップトラックを英国で提供してきた。2021年の同市場からの撤退に合わせて、先代のL200(日本名トライトン)は終売となっていたが、7代目へのモデルチェンジを受けて再び販売が始まっている。

三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)
三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)

ボディサイズは、先代から僅かに拡大。曲線基調だったボディは直線基調になり、インテリアも一新された。エンジンは、新しい2.4L 4気筒ツインターボディーゼルで、203psと47.8kg-mを発揮する。

非常に忠実な人が多い英国の三菱ユーザー

英国の三菱ディーラーはインターナショナル・モーターズ傘下にあり、2021年以降は在庫車両の販売や整備で維持されてきた。だが近年は、販売ネットワークの再構築にも取り組まれている。

その代表を務めるトビー・マーシャル氏は、新しいL200が先代オーナーから高い支持を集めるだろうと予想する。「三菱のユーザーは、非常に忠実な方が多いのです。2001年から2007年にかけて、ピックアップトラックの販売は爆発的に増えていました」

三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)
三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)

「当時、弊社では11車種を擁していましたが、最大で3分の1はL200が占めていました。年間、約3万1000台ほど。新型へ感心を持ったお客様から、既に問い合わせをいただいています。継続性が重要なのです」

ちなみに、プラグイン・ハイブリッドのアウトランダーも、販売がスタートしている。SUVとして、こちらも英国人には馴染みのあるモデル名だろう。

舗装路へ滑らかに対応するトルセン式四輪駆動

英国でのL200は2グレード展開となり、ベースグレードが3万6295ポンド(約762万円)のタイタン。3700ポンド(約78万円)高いのが、装備が充実しスタイリングもタフさを増す、今回試乗したバーバリアンとなる。競合と比較して、若干お高めにある。

エンジンやトランスミッション、サスペンションなどは、グレードを問わず共通。だがバーバリアンの場合、アルミホイールは17インチから18インチに。そして、スーパーセレクト4x4-IIと呼ばれる、電子制御の四輪駆動システムが実装される。

三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)
三菱トライトン(L200)2.4バーバリアン(英国仕様)

これはトルクセンシング・センターデフを備え、グリップの良いアスファルト舗装でも四輪駆動で滑らかに走れることが特徴。トラクションを最大限に発揮するため、リアデフはロックに対応する。

オフロードモードは7種類あり、手元のノブで選択可能。すべてではないが、100km/h以下なら走行中でも切り替えられる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

三菱トライトン(L200)2.4バーバリアンの前後関係

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