メルセデス-AMGプロジェクト1 関係者に訊く「最大のチャレンジは?」

公開 : 2018.02.09 21:30  更新 : 2018.02.09 21:32

プロジェクト1 「最大のチャレンジ」は?

さらにメアースは、1013psという最高出力は、1.6ℓV6ハイブリッド・ユニットをダイナモでチェックした試算値であり、実際の出力はさらに上回るという。実のところメアースは、1100psに近い水準になると見込んでいる。

また、メルセデスのハイ・パフォーマンス・パワートレイン部門を率いるアンディ・コーウェルが、面白いことを明かしてくれた。

それだけの出力を発揮するプロジェクト1の「最大のチャレンジ」は、信頼性の追求でもなく、公道走行への配慮でもないという。最も困難なのは、中東の都市部の渋滞への対応である。真夏に大渋滞のなかに入っても、アイドリングを続けることが難題であったようだ。


同じ質問をメアースにもしてみた。彼にとっての「最大のチャレンジ」は、どんなことか? 

ニュルブルクリンクの最速ラップレコードは、ステファン・ベロフが1983年にポルシェ956でマークした6分11秒。

市販車最速は、ポルシェ911GT2 RSの6分47秒。

メアースにとって最も大きなチャレンジは、プロジェクト1で最速ラップを更新するために必要な「腕の確かなドライバーを見つけること」なのだとか。

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