スウェーデン車との夢の生活? AUTOCAR英国編集部員、サーブを買う

2018.09.23

まずまずの程度 良好な走り

だが、うちからブリストルはちょっとばかり遠いので、まずは編集部のダン・プロッサーにざっと偵察しに行ってもらった。お目当ての個体は走行距離20万3000kmで、2995ポンド(42万円)の値札がついていた。

もどってきたプロッサーによると、程度はおおむね悪くなく、サビで塗装が小さく浮いているところがふたつ3つ、バンパーのプラスティック部分にも小さい割れがあり、レザーの内装やシートのヤレは14年ぶん相応、とのことだった。

「見にいく価値はあるよ」とのお墨付きをえたので、はるばるブリストルまでクルマを走らせ、シンプリー・サーブの店長アンディ・キャディックに話をきいてみた。

すぐにわかったのが、彼がドゥカティのモトGPバイクをふくむレーシングバイクを多数所蔵するコレクターということだった。そこから話はロバーツやロッシといったGPレーサーへと多少脱線はしたが、クルマのほうは程度も申し分なかったうえに、新たな親友となったアンディがだいぶ値段をおまけしてくれた。

1週間後、わたしは2300ポンド(32万円)となったサーブで店をあとにした。このクルマの目玉は、2.0ℓの排気量から180psを発生する低圧ターボエンジンだ。わずかながらターボラグが感じとれるところは、今どきの台形トルクカーブのエンジンよりも特徴的ではある。MTのシフトフィールは滑らかで心地よく、ドライブシャフトのぶれもなければスカットルシェイクもごくわずかだ。

 
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