「eレース」とは? リアル/バーチャルの違い なぜポルシェが積極的?

公開 : 2018.12.03 18:10

ポルシェ・ジャパンの2019年モータースポーツ活動発表においての、eスポーツでのポルシェのワンメイクレース「ポルシェEレーシング・ジャパン」開催が話題です。そもそも「eレース」とは? また、ポルシェが積極的なのはなぜなのでしょうか?

text & photo:Hiroyuki Kondo(近藤浩之)

もくじ

350万人が楽しむ「eレース」
eレースにしかできないこと
なぜポルシェが積極的なのか

350万人が楽しむ「eレース」

2018年11月30日に行われた、ポルシェ・ジャパンの2019年モータースポーツ活動発表においての、eスポーツでのポルシェのワンメイクレース「ポルシェEレーシング・ジャパン」開催の告知は、大きなトピックとなっている。

その会場で行われた、ポリフォニー・デジタルのプレジデント、山内一典とポルシェ・ジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸のトークショーの発言から、eレースとは何か、ポルシェ・ジャパンのeレースに対する取組みを探ってみることにしよう。

コンピューターゲーム上で争われるスポーツとして、様々なスポーツのジャンルにおいて、世界的な盛り上がりを見せているeスポーツ。その中でのレースカテゴリーとなっているのがeレースだ。

トークショーに登壇した山内の元にも、6年ほど前からFIAから「モータースポーツの未来のひとつのありかたを考えたい」という話があったという。

その後5年の歳月をかけ、去年の年末からeスポーツをスタート。トークショーの前には、モナコで初のワールドファイナルが開催されている。

山内によると、グランツーリスモスポーツの全体のユーザーは600万人ほどで。その中の350万人ほどがオンラインのeレースを楽しんでいるという。

ワールドファイナルでは、その350万人の中の各地域のトッププレイヤーが集まってネーションズカップという国別の対抗戦とマニュファクチャラーシリーズというふたつの選手権を争ったという。

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