長期テスト スズキ・スイフトスポーツ(1) ターボ化するも相変わらず痛快

公開 : 2019.04.30 16:50

ついにエンジンはターボ化 アップGTIよりも高い価格

成功すれば次は期待される。新型に対するわれわれの期待も当然上がっていた。しかも、スズキは単に新しい外観と内部の小変更ではなく、ボンネットの下に重要な変更を加えているのだ。

スズキは旧型の快活な136psの1.6ℓ自然吸気エンジンから、140psの1.4ℓターボに変更した。その結果トルクは15.2kg-mから23.5kg-mまで増加したが、少々個性は失われてしまったらしい。

初試乗ではいくつか懸念材料が指摘されており、これが3つ星という評価につながっている。テスターはスイフトスポーツを「小型の優れたドライバーズカー」だと評したが、1万8000ポンド(262万円)という価格には懸念があったようだ(6月末までは1万6500ポンド(240万円)に割引)。フォルクスワーゲンUp GTIより4000ポンド(58万円)高いとなれば尚更だ。


それでも、子供が新しいおもちゃを真っ先に開封するように、ダブリン空港で鍵を受け取ったときには価格のことなど考えもしなかった。早く試したいという思いだけが頭を支配していた。

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