初試乗 2019年版 ジープ・レネゲード・ロンジチュード マイナーチェンジ

公開 : 2019.05.01 14:14

どんな感じ?

見晴らしの良い車内と安楽な運転感覚

レネゲードはエクステリアデザインだけでなく、インテリアデザインもチャーミングなことは、マイナーチェンジ前と変わらない。しかも車内も広くヘッドルームも不満なく、ほぼ直立した大きな窓が周囲を囲み、視界もパノラマ的に良い。

高級感には欠けるプラスティック製のパーツがあちこちに用いられていることも従来どおり。質感や上質感というよりも、ビジュアル的な楽しさに重きが置かれている。手頃なセアトスコダと比べても、そう感じるだろう。言葉を選んで表現するなら、実用主義とでもいえるだろうか。

ドライビングの印象も、当たり障りのないもの。ボディコントロールにも強い不満は感じられず、悪い印象はない。それを裏付けるように、レネゲードの運転はとても安楽。背が高いゆえに、ボディのマスがタイヤを引っ張るような感覚を感じる場面もあるが、ロードホールディング性は良い。滑らかな路面なら、快適なペースを保って走り抜けられるだろう。

だが、郊外の舗装の状態が悪いような道での乗り心地は、良いとはいい難い。日進月歩の自動車業界においては、やや時代遅れの感すらある。

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