【街中で扱いやすいコンパクトSUV】ラングラーの弟分『ジープ・レネゲード』がマイルドハイブリッド搭載で魅力増!

公開 : 2025.06.17 11:45

ジープのコンパクトSUV、『レネゲード』に48Vハイブリッドのパワートレインを搭載する『eハイブリッド』が設定されました。『マイルドハイブリッド』と呼ばれるシステム概要や試乗した印象などを篠原政明がレポートします。

日本で扱うのに適度なサイズ

ステランティス・グループがプロデュースする『ジープ』ブランドのコンパクトSUV、『レネゲード』にマイルドハイブリッドモデルの『eハイブリッド』が設定された。

初代となる現行型が2015年に登場したレネゲードは、ジープ・ファミリーの末弟だった。『だった』と表記したのは、日本では2024年に発売された『アベンジャー』が、よりコンパクトなモデルとして登場したからだ。

ジープのコンパクトSUV、『レネゲード』にマイルドハイブリッドの『eハイブリッド』が登場。
ジープのコンパクトSUV、『レネゲード』にマイルドハイブリッドの『eハイブリッド』が登場。    中島仁菜

とはいえ、日本で扱うには適度なサイズのコンパクトなSUVとして、日本市場のジープ車では兄貴分の『ラングラー』に次ぐ人気を得ている。そんなレネゲードに登場したのが、今回紹介するeハイブリッドだ。

パワートレインは新開発の1.5L直4ターボエンジンと、48Vモーターを内蔵した7速DCTを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。このシステムは、エンジンのパワースペックこそ違うが、モーターのスペックやDCTのギア比などは、同じグループのアルファ・ロメオトナーレと基本的に共通のものだ。

ステランティス・グループはEV化戦略をマルチエネルギー戦略へと転換し、仕向け地によって主力とするパワートレインを再考している模様。ハイブリッドがメインストリームとなっている日本では、この48Vハイブリッドのパワートレインを重視しているようだ。

それゆえこのレネゲードだけでなく、前述のアルファ・ロメオ・トナーレをはじめ、エンジンは違うがフィアット600やプジョー308、そしてシトロエンC4など、続々と48Vハイブリッドシステム搭載車が日本に投入されている。

ステランティス・ジャパンでは、このシステムを『マイルドハイブリッド』と謳っているが、スタータージェネレーターを用いてエンジンをアシストするがモーター走行はできないような簡易的なものではなく、15〜25km/hくらいまではモーター走行が可能だ。

それなら単に『ハイブリッド』と呼んでもおかしくないが、日本では『ハイブリッド=かなりのモーター走行が可能』というイメージが強いため、あえてマイルドハイブリッドと謳っている。

古臭さを感じないスタイリング

これまで日本仕様のレネゲードには1.3Lターボのエンジン車とこれにモーターを組み合わせたPHEVの『4xe』が設定されていたが、このeハイブリッドの登場で、両車は在庫のみでの対応になるという。

そんなeハイブリッドだが、パッと見は従来モデルと基本的には変わらない。外観でも、ジープのアイデンティティのひとつであるセブンスロットのグリルはグロスブラック、ドアミラーとドアハンドルはブラックのアクセントを採用したことくらいで、ハイブリッドを示すエンブレムは装着されていない。

カッコ可愛いスタイルと扱いやすいサイズで、日本では女性にも人気が高いレネゲード。
カッコ可愛いスタイルと扱いやすいサイズで、日本では女性にも人気が高いレネゲード。    中島仁菜

それでも登場から10年を経たスタイリングは古臭さを感じない。それは『ザ・ジープ』といった不変のスタイルを続けている、兄貴分のラングラーのスタイルを踏襲しているからだろうか。このカッコ可愛いスタイルと扱いやすいサイズで、レネゲードは日本では女性にも人気が高い。

インテリアでは、ダッシュボード中央にセットされたモニターが目をひく。第5世代のUコネクト5を搭載し、10.1インチにサイズアップされたモニターはタッチパネル式で、カーナビやスマートフォンとのリンク機能も備える。

少し形状が変更されたステアリングホイールはスポーク左右にスイッチを備え、右側はクルーズコントロールなど、左側はオーディオや10.25インチのメーターディスプレイの表示変更などを操作できる。いずれもわりと直感的に操作できるので、取扱説明書を読まなくても戸惑うことはないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    中島仁菜

    Nina Nakajima

    幅広いジャンルを手がける広告制作会社のカメラマンとして広告やメディアの世界で経験を積み、その後フリーランスとして独立。被写体やジャンルを限定することなく活動し、特にアパレルや自動車関係に対しては、常に自分らしい目線、テイストを心がけて撮影に臨む。近年は企業ウェブサイトの撮影ディレクションにも携わるなど、新しい世界へも挑戦中。そんな、クリエイティブな活動に奔走しながらにして、毎晩の晩酌と、YouTubeでのラッコ鑑賞は活力を維持するために欠かせない。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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