新型アウディA1 日本仕様1.5L車を撮影 サイズ/内装/荷室/発売日 1stエディションも

公開 : 2019.11.04 14:25  更新 : 2021.10.11 09:26

アウディA1が、フルモデルチェンジして日本導入。ホイールベースが95mm延長され、ひとクラス上に迫る室内空間を実現しました。1.5Lモデルから発売。

5ドア・ハッチバックのみ

text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

2011年に日本導入された初代アウディA1は、アウディらしい高品質と先進技術を備え、コンパク・レンジで支持されてきた。

そしてこの度、フルモデルチェンジされた新型A1が日本へ導入されることになった。モデル名から排気量表示が消え、まず発売となる1.5Lモデルは「35」、来年に導入される予定の1.0Lモデルは「25」と呼ばれる。

A1スポーツバックSライン(ターボ・ブルー)
A1スポーツバックSライン(ターボ・ブルー)

ボディは使い勝手の良い5ドア・ハッチバックのみとされ、室内空間を拡大するためにホイールベースを95mm延長したのが特徴。

3サイズは全長4040mm、全幅1740mm、全高1435mmで、先代比で全長が+55mm、全幅は変わらず全高が+10mmとほぼ変わらないことは評価できる。とくに全幅が拡大されていない点は喜ばれよう。

デザイン/エンジン

新型のスタイリングは、アウディらしいスポーティで躍動感あふれるデザインとされた。

ポイントとなるのが、フロントグリル上に設けられた3つのスリットと太いCピラー、リアのブリスタ・フェンダーだ。

A1スポーツバックSライン(ティオマン・グリーン)
A1スポーツバックSライン(ティオマン・グリーン)

ここは伝説のグループBラリーカーとして活躍したスポーツ・クワトロのイメージを盛り込んで、その血筋を受け継いだことを物語る。

日本市場にまず導入されるのが、新型アウディA1 35 TSFI。

水冷直列4気筒DOHCエンジンは、インタークーラー付きターボチャージャーを組み合わせ、1497ccの排気量から最高出力150ps/5000-6000rpm、最大トルク25.5kg-m/1500-3500rpmを発揮する。

ここに電子制御7速Sトロニック・トランスミッションが組み合わされる。駆動方式は先代同様に前輪駆動のみだ。

内装/トランク

新型は、コンパクトで最もスポーティなインテリア・デザインを目指した。

インストゥルメント・パネルはドライバーを取り囲むように配されている。高解像度10.25インチ・フル液晶ディスプレイ式のデジタル・インストルメント・クラスターは、速度計と回転計のほか、ナビを中心とした表示も可能。

A1スポーツバック・ファーストエディション(パイソン・イエローM)の内装
A1スポーツバック・ファーストエディション(パイソン・イエローM)の内装

10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーション・システム(オプション)やアウディ・バーチャル・コクピットは視認性・操作性もよい。

11個のスピーカーで構成される「バング&オルフセン3Dサラウンド・システム」が、アウディA1として初めてオプション設定されたことも見逃せない。

また、トランク容量は65L拡大された335Lとなり、使い勝手を高めた。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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