【当選倍率約78倍】サーキットだけではない魅力を満喫!ホンダ株主優待イベント『モビリティリゾートもてぎ体験会』

公開 : 2025.12.13 11:45

ホンダの株主優待イベントは毎回抽選となる高人気。今回の『モビリティリゾートもてぎ体験会』には約78倍という高倍率をくぐり抜けた85名が参加しました。篠原政明がレポートします。

ホンダの株主優待『モビリティリゾートもてぎ体験会』とは?

12月6、7日、ホンダは株主に向けた『モビリティリゾートもてぎ体験会』を開催し、メディアも取材する機会を得たので、その内容を紹介しておこう。

ホンダは企業価値向上に向けた取り組みとして株主還元を強化し、株主の拡大を図っている。同業他社より高い配当利回り、株主総会のバーチャル方式、個人投資家説明会、そして株主優待イベントの開催などにより、2023年3月に株主優待を刷新してから今年の3月まで、株主数は約3倍に増加した。

ホンダは株主優待の体験型イベントをこれまでも行っているが、『モビリティリゾートもてぎ』では初開催。
ホンダは株主優待の体験型イベントをこれまでも行っているが、『モビリティリゾートもてぎ』では初開催。    篠原政明

中でも、株主優待の体験型イベントは人気があり、1984年から始まった工場見学やレース&ラグビー観戦、セーフティスクール観戦会、ホンダジェット体験会やマリン試乗会など、いずれも抽選となるためかなりの高倍率になるほど。そして今回、初めて開催されたのが『モビリティリゾートもてぎ体験会』だ。

ホンダが1997年に栃木県茂木町に『ツインリンクもてぎ』として開業した『モビリティリゾートもてぎ』(以下、もてぎ)は、2022年に現在の名称へ変更。その面積は約640haと、東京ドーム137個分の広さに相当する。そしてサーキットだけでなく、さまざまなアトラクションを楽しめるテーマパークでもあるのだが、実際に使用しているのは全体の約30%で、残りは自然そのままの森林だという。

そんな、サーキットだけではない『もてぎ』の魅力を株主の皆さんに体験してもらおうというのが、今回の体験会だ。

セーフティカー先導でもサーキット走行は感激

長期保有(3年以上)の株主に向けたこちらの体験会、40名抽選のところに3116名もの応募があり、約78倍という高倍率。1組4名(株主+3名)まで参加できたのだが、今回は、12月6日が15組44名、7日が14組41名という計29組85名の参加となった。

オリエンテーションの後、2組に分かれる。メディアが同行した組はまず、『ハローウッズ』で里山散策。もてぎができる前からある里山を、ガイドの説明を聞きながら約1時間、軽い山歩きをする。子どもたちはどんぐりを拾ったり、ガイドが見つけてくれた虫に触れたりしながら、大喜び。おとなたちも好天の下で森林浴を楽しみ、山の上から見るサーキットや遠くの山並みの風景に感動していた。

約640haという広大な面積の『モビリティリゾートもてぎ』だが、使用しているのは約30%で、残りは自然のまま。
約640haという広大な面積の『モビリティリゾートもてぎ』だが、使用しているのは約30%で、残りは自然のまま。    篠原政明

もてぎには20回くらい(たぶん)訪れている筆者だが、こんな里山散策をしたのは初めて。なかなか新鮮な体験だった。

続いて、今回のメインイベントでもある『サーキットクルーズ』。セーフティカーの先導で、愛車で約4.8kmのロードコースを2周走ることができた。意外だったのは、参加者のクルマにホンダ車が少なかったこと。また『株主』というイメージから想像されるような高級車も少なく、ミニバンやSUVで参加する参加者も多かった。

また今回はサーキット走行の途中、ホームストレートでいったん停車しコース上を歩いて記念写真を撮ることができるなど、ふだんレース観戦に来ても味わえないような体験もできた。

サーキット走行の感動がさめやらぬ中、グランドスタンドのVIPスイートルームで、先ほど走ったサーキットを見ながらランチ。午後からのイベントに想いを馳せる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事