アウディR8、今秋にデュアル・クラッチ搭載

公開 : 2012.04.17 13:29  更新 : 2017.06.01 00:55

この秋を予定しているアウディR8のフェイスリフトを初めてキャッチした。この8月のモスクワー・モーターショーで登場する予定の新しいR8は、無反射の塗装を施され、夜中にテストを繰り返していたのだ。しかし、その大きな変化は、外観ではなく、その内部にあった。

オプション・リストにデュアル・クラッチの新しい7速シフトが加えられたのだ。そして、そのことは、リア部分の構造を刷新することを必要としたのである。

当初、R8は6速トランスミッションで設計がされていて、コンベンショナルなクラッチとシフト・メカニズムか、Rトロニックのクラッチレスのシーケンシャル・チェンジが搭載さえることとなっていた。つまり、アウディのプロダクト・プランナーとマーケッターは、セルフシフト・ギアボックスを過小評価していたのだ。その結果、多くの買い手を失い、R8の売上高を下げることとなった。

新しいR8が2年後に発表されることとなるとは思うが、それでもアウディはより幅広く重いデュアル・クラッチを受け入れるために、R8のリア・タブやエンジン・マウントとサスペンションに手を入れるという高価なリファインを施すことを決定したのだった。

まだSトロニック・デュアル・クラッチがV8とV10のパワーユニットに組み合わせられるかどうかは不明ではある。

V10は525bhpから540bhpまでパワーアップされることとなるだろう。4.2リッターのV8は424bhpのままのようだ。

新しいR8は2014年後半あるいは2015年前半に発表される予定であるが、今回のリエンジニアリングにかかった費用は、その新しいモデルにも採用することによってもとが取れると考えているようだ。AU724というコードネームで呼ばれる新しいアウディR8は、アルミ製ボディを特徴とするが、そのドライブラインの基本は、この秋にフェイスリフトされるR8から持ち越されることになる。

スクープ写真が示すように、エクステリアのフェイスリフトは、新しいエグゾースト・アウトレットや、フロントおよびリアのライト周りにとどまる。エグゾーストはオーバル・タイプから円形になった。また、LEDのデイライト・ランプはリフレクターのトップに移動されている。

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