【アフリカの悪路を3日間】ランドローバー・ディフェンダー110 Sへ試乗 前編

2020.03.28

アルミ製のモノコックボディ

新型は、先代のディフェンダーの足跡に、プレミアム性を備えたクルマとして再登場した。初代ランドローバーが生まれたきっかけともいえる、質実なニーズに合わせたクルマではない。

ポルシェ911は常にスポーツカー。シビックは昔からファミリー向けのコンパクトカーだ。新しいディフェンダーは、変わった。必ずしも悪いことだとはいわないけれど。

ランドローバー・ディフェンダー110の内部構造
ランドローバー・ディフェンダー110の内部構造

まずはボディを眺めてみよう。デザインの好みは、人によって異なる。見慣れるにつれて、感じ方も変わってくる。実際、筆者は2019年に見たときとは違う印象を持っている。

ハードウエアは、客観的に評価できる部分。切り立ったリアエンドには、横開き式のテールゲートが付く。ボディ長が異なる90か110に応じて、3ドアか5ドアが選べる。土台とするのは、ジャガー・ランドローバー製のアルミニウムD7アーキテクチャだ。

アーキテクチャを共有するからといって、他のモデルをベースにしているわけではない。このD7と呼ばれるプラットフォームは、ジャガーXEやレンジローバーなども土台としている。純EVのジャガーIペイスすらD7だ。

もちろん、部分的なモジュールやクラッシュ構造は共有する。フロントアクスルとダッシュボードの間に納まる、高価なエンジンも共有することになる。

ディフェンダーの場合、表面のボディパネルだけでなく、内部構造も含めたホワイトボディ全体がアルミニウム製となるのが大きな特徴。ボディの位置も、ランドローバー社のモデルの中で一番高い。

 
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