【地デジで悩んだら…】エイタックの車載地上デジタルTVチューナー バックグラウンドサーチも

公開 : 2020.07.29 07:50  更新 : 2021.10.11 11:29

地デジの受信が安定しない。「サーチ中」が続いてしまう。こんな悩みを抱えている方に、車載地上デジタルTVチューナーの新製品が登場。バックグラウンドサーチ機能や、3種類の受信モードを搭載する心強いアイテムです。

a/tackが「Expand AT-DTV4X」発売

text:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)

BMW車のオーナーに寄り添い、車両のメンテナンスや電装品の自社開発を続けてきた「a/tack(エイタック:神奈川県)」が、車載地上デジタルTVチューナーの「Expand AT-DTV4X」を新発売した。

クルマのような移動体は、常に安定した受信状態を維持することが難しく、車内で地上デジタルテレビ放送を見ていると、時折、放送電波が弱くなることがある。

BMWを中心にクルマ好きのカーライフを支えてきたエイタックが、4チューナー、4アンテナの地デジチューナー「Expand AT-DTV4X」を発売。
BMWを中心にクルマ好きのカーライフを支えてきたエイタックが、4チューナー、4アンテナの地デジチューナー「Expand AT-DTV4X」を発売。    a/tack

6MHzの帯域を13セグメントに分けて送信する方式の地上デジタルテレビ放送は、13セグメントのうちの12セグメントを家庭向けテレビ用のデジタル放送として利用する。

そして、残りの1セグメントをワンセグ放送、すなわち携帯端末のような小画面向けの簡易動画放送用として送信している。

通常の車載チューナーの場合、電波が弱まると12セグ視聴からワンセグ視聴になり、さらに視聴困難になると画面に「サーチ中」と表示され、テレビを見られなくなる。

エイタックの4チューナー、4アンテナ車載地上デジタルTVチューナー「AT-DTV4X」は、最適な放送電波を常に監視して中継局を切り替えるバックグラウンドサーチ機能を搭載。

これで、サーチ中になる前に自動的に切り替わり、視聴できない時間を極力減らすことができる。

受信モードは3種類 HDMIモニターに出力も

12セグ/ワンセグ切り替わり時の放送電波のズレは、シームレス切り替え機能を搭載し、途切れのない安定した視聴を実現。

それに加え、12セグ優先自動切換、ワンセグ優先自動切換、ワンセグ固定の3種類を搭載している点もトピック。

放送電波を監視して中継局を切り替える「バックグラウンドサーチ機能」や、3種類の受信モードを搭載している。
放送電波を監視して中継局を切り替える「バックグラウンドサーチ機能」や、3種類の受信モードを搭載している。    a/tack

出力はRCA&HDMIをサポートする。接続したモニターに合わせ、出力を選択することが可能となっている。

HDMI出力を利用して映し出される映像はシャープなクッキリとした映像で、番組テロップなども高精細で表示できる。

また、EPG電子番組表にも対応し、見たい番組をすぐに探すことが可能だ。

エイタックのAVインターフェイスと同じサイズの筐体なので、取り付け時の作業性が向上していることも「AT-DTV4X」のポイントとなる。

4チューナー、4アンテナ車載地上デジタルTVチューナー「AT-DTV4X」の税込み価格は3万8500円だ。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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