【完璧なレストア】ポルシェ930ターボ なぜ? 海外オークションで落札ならず

2020.07.29

サマリー

完璧にレストアされた「ポルシェ911ターボ(1975年)」がオークションに。世界一のコンディションと期待されましたが、入札は意外な結果に。初期型の特徴と、これまでの相場を、数々の写真で解説します。

もくじ

永遠のスター、911ターボ
初期型930ターボ 競売に出品
1975年モデルだけの特徴
結果は? 3410万円の壁

永遠のスター、911ターボ

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:RM Sotheby’s

特別なモデルが数多く存在するポルシェ911。そのヒストリーを語る上で欠かせない存在が、911ターボだ。

クルマ好きの間では、コードネームを用いて930ターボと呼ばれることが多い。

1975年ポルシェ930ターボ(シャシーナンバー:9305700065)。
1975年ポルシェ930ターボ(シャシーナンバー:9305700065)。    RM Sotheby’s

930ターボはカンナム・シリーズを制した「917/10 K」と「917/30KL」で得たターボ・テクノロジーを基に開発された。

ターボによる単なるパワーアップだけではなく、新たなフラッグシップとして豪華な高性能モデルと位置付けられたのが特徴である。

スタイリングはパワーを象徴するものとされ、ワイドなタイヤを収めるために120mm拡大されたリアフェンダーを始め、大型のリアスポイラーの採用によって強烈な印象に。1975年に発売されて以来、商業的にも大成功を収める。

日本では当時、スーパーカー・ブームの発端となるコミック「サーキットの狼」が盛り上がる。その中で、早瀬左近の2台目の愛車として活躍し、フェラーリ365GT4 BBとランボルギーニ・カウンタックとともに「スーパーカー御三家」として崇められた。

しかし、ポルシェ911のバリエーションとして送り出されただけに、1975年から生産終了の1989年までに、2万1589台も生産されている。

それはスーパーカーの生産台数ではなく、量産スポーツカーにあたるもので、ポピュラーな存在であることを印象付けた。

 

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