【モダン・ボルボの期待通り】ボルボV90 リチャージT6 AWDへ試乗 PHEV 前編

2020.09.29

サマリー

プラグイン・ハイブリッドのボルボを牽引するであろう、控えめなパワーと価格の、リチャージT6。優れた実用性と快適性を備えた、エグゼクティブ・ワゴンのV90にも追加となりました。英国編集部が一般道で評価しました。

もくじ

PHEVを8年前から用意していたボルボ
仕様次第で50g/kmを下回るC02排出量
現代のボルボ製ワゴンに期待するとおり

PHEVを8年前から用意していたボルボ

text:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
4ドアサルーンやステーションワゴン、SUVへ、いち早くプラグイン・ハイブリッド(PHEV)の導入を図ったボルボ。自動車にかかる税金を減らし、燃費を向上させ、ドイツの主要ライバルより一歩進んだ姿勢は評価を集めてきた。

スウェーデン・ヨーテボリの自動車工場が、PHEVを製造し始めてから8年が経つ。その間に、ライバル・ブランドとのPHEVモデルの競争は、激しさを増している。

ボルボV90 リチャージT6 AWD Rデザイン(英国仕様)
ボルボV90 リチャージT6 AWD Rデザイン(英国仕様)

英国では社用車として自動車税の制度が見直され、PHEVの重要性は高まっている。量産が進み、車両価格も相対的に安くなりつつある。

ディーゼルエンジンとPHEVとの組み合わせや、ガソリンエンジンとPHEVを組み合わせた高性能仕様など、さまざまなバリエーションに取り組んできたボルボ。そして今回、新しいPHEV版が追加された。大型モデルでは、コストバリューを意識した設定で。

それがT6。V60やXC60だけでなく、V90でも選択できるようになった、パワーが控えめの比較的手頃なグレードだ。

フラッグシップのステーションワゴン、V90としては、一番の稼ぎ柱にはならないかもしれない。しかし、V90のラインナップの中で見ると、スイートスポットと呼ぶべき好バランスに仕上がっている。

V90には、大きなボルボとして伝統的に受け継がれてきた実用性と、ラグジュアリーな車内空間が用意されている。加えて、ユーザーにとってはうれしい四輪駆動でもある。

 
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