【本命登場か】日産ノートに3ナンバー・モデル追加? ニスモ登場の予感

公開 : 2021.02.14 05:45  更新 : 2021.10.13 12:14

販売好調の日産ノートに3ナンバー・モデルが追加されるよう。すでに商談時に案内されているというそのモデルとは?

3ナンバーのノート?

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

もはや日産を代表する車種といっても過言ではないのが、コンパクトカーであるノート。

初代はほかの1.5Lクラスよりもやや抑えられた価格と広い車内が魅力の実用的なコンパクトカーというキャラクターであったが、2代目のビッグマイナーチェンジ時にエンジンで発電しモーターで走行する「eパワー」という新たなパワートレインを搭載したことで、一躍人気車種の仲間入りを果たした。

日産ノート(現在発売されている5ナンバー・モデル)
日産ノート(現在発売されている5ナンバー・モデル)    日産

2020年12月23日は3代目となるモデルが登場。新型ノートはガソリンエンジンモデルを廃止し、eパワー専売モデルとなったにもかかわらず、発売から約1か月となる2021年2月1日までに月間販売目標のおよそ2.5倍となる2万44台という受注を集め、好調なスタートを切っている。

そんな新型ノートは、前述のとおり昨年12月に発売がスタートしたモデルであるが、12月の発表の時点で4WDモデルが追加されることが公式にアナウンスされていた。

先代型はeパワー・モデル登場からおよそ1年半遅れで4WDモデルが追加されていたが、新型はデビューから数か月遅れでのデビューが決まっていたため、発表と同時に購入を検討したユーザーが「4WDがすぐ出るなら2WDにしなかったのに」という不満を持たないための策といえるだろう。

ただ、4WDモデルとは別に実はもう1つひっそりとアナウンスされているモデルが存在する。

それが3ナンバー・ボディをまとったノートの上級モデルである。

すでに商談時にアナウンス?

3ナンバー・ボディをまとったノートの上級モデルがすでにアナウンスされている。とはいえ、大々的に日産が発表している情報というわけでない。

では、どこでアナウンスされているのかといえば、それはディーラーの商談のテーブル上である。

日産ノート・オーテック
日産ノート・オーテック

もともとノートeパワーは、モーター駆動による洗練された走り味や、5ナンバーサイズにもかかわらず広い室内空間、そして本革シートがオプションで用意されていたり、上質なオーテック・モデルも用意されていたりと、上級車種からのダウンサイジングユーザーも少なくない車種だった。

それだけに、上級志向のユーザーに対しても、間もなく発表予定の3ナンバー・モデルのアナウンスはしないわけにはいかないという判断になったのだろう。

先代型のノートにも「メダリスト」という往年のローレルで使用されたグレード名が冠された上級グレードが存在していたが、今回新型ノートに追加されるものは、メダリストのように加飾が追加された程度のものではなく、内外装の大きな変更からパワートレインまで大きく手が入ったモデルとなるようなのだ。

とくにボディサイズは5ナンバーサイズギリギリのベース車とは異なり、3ナンバーサイズの全幅を持ったものになる。この全幅の拡大はフェンダートリムのようなものではなく、ボディパネルそのものが専用品となるワイドフェンダーをまとったものとなっている。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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