【残念?当然?】開発が中止されたクルマ 53選 後編 愛されなかった乗り物たち

公開 : 2021.07.22 10:25

ジャガーC-X75(2010年)

ジャガーは、2010年に創立75周年を記念して、C-X75と名付けられた未来的なコンセプトカーを発表した。

ガスタービンと電気モーターのハイブリッド・パワートレインを搭載したC-X75は、愛好家から圧倒的な支持を得て、250台限定での生産がアナウンスされた。しかし、世界的な不況の影響で高級車市場が縮小したため、直後にプロジェクトは中止された。

ジャガーC-X75
ジャガーC-X75

2015年には、ジャガーが創業80周年を記念してC-X75プロジェクトの再始動を一時的に検討したとAUTOCARが伝えたが、残念ながら量産に結びつくことはなかった。

ジャガーは、2015年に公開されたジェームズ・ボンドの映画「007スペクター」のために7台(うち5台はスタントに使用)を製作したが、量産化は軌道に乗らなかった。デザインチーフのイアン・カラムは、2019年にジャガーを退職する際に、このプロジェクトの中止は最も大きな後悔の1つだと語っている。

モーガン・エヴァGT(2010年)

モーガンは、2010年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでエヴァGTを発表した。この4シーターの高級グランドツアラーは、他のモーガン車に比べてレトロ感がかなり少ない。エアロ・マックスやエアロ・スーパースポーツのシャシーを流用し、BMW製の直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。

モーガンは、2012年の納車に向けて予約受注を開始した。2011年、デザインに取り入れたいマグネシウム合金の技術を開発するため、2年の遅れが生じた。2014年のジュネーブ・モーターショーで同車を発表し、その後すぐに納車を開始すると約束されていた。

モーガン・エヴァGT
モーガン・エヴァGT

しかし2013年、ディーラーにはエヴァGTのキャンセルが通達された。5000ポンド(約75万円)のデポジットを送った顧客は、全額返金を求めるか、その金額で別のモデルを購入するかを選ばされた。

サーブ9-5スポーツコンビ(2011年)

2009年末に第2世代の9-5セダンが生産開始され、すぐにディーラーに入荷されたことで、サーブの関心は第2世代の9-5ワゴンに目を向けられた。

2011年のジュネーブ・モーターショーでは、すぐにも量産可能な9-5ワゴン(スポーツコンビと名付けられた)が発表されたが、会社が倒産の危機に瀕していたこともあり、フル生産には至らず、約40台のみが生産された。

サーブ9-5スポーツコンビ
サーブ9-5スポーツコンビ

面白いことに、右ハンドル仕様は2台しか生産されなかったようで、そのうちの1台はロンドン北部にあるGMのテスト施設で長い間保管されていた。

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