【エンジンが壊れる?】環境に優しいエタノール混合ガソリン 英国で「E10」本格導入 影響は

公開 : 2021.08.17 06:05

2002年以前のクルマに与える影響

●冬の心配

エタノールを多く含むガソリンを使用すると、冷えた状態からエンジンをかけるのが難しくなる。

●ベーパーロック

エタノールは揮発性が高いため、使用温度が高くなるとベーパーロック(ガソリンが蒸発して気体になること)が発生しやすく、エンストの原因となる。

●燃料漏れ

旧車オーナーの負担は増える一方だ。
旧車オーナーの負担は増える一方だ。

エタノールの持つ溶解性により、燃料システムに使用されるシールやガスケット、およびグラスファイバー樹脂に問題を起こす可能性がある。また、燃料漏れのリスクに加えて、ゴムや樹脂が部分的に溶解して堆積物を生成し、キャブレターのジェットを汚す可能性がある。

●腐食

エタノールは酸性になり、アルミニウム、亜鉛、亜鉛メッキ材、鉛やスズでコーティングされた真ちゅう、銅、鋼鉄を腐食させる可能性がある。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像