【eTSIからGTIに変更】フォルクスワーゲン・ゴルフ(8) 長期テスト 高いハードル

公開 : 2021.10.23 09:45

eTSIのゴルフを長期テストで評価してきましたが、ここで最新のGTIへスイッチ。オールラウンダー・ホットハッチとしての実力を検証します。

積算5824km ワイパーが残す雨水

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
大学勤めの筆者の母を助手席に乗せ、8代目フォルクスワーゲン・ゴルフを運転した。ドライブ自体は楽しんでいたようだが、最近の長雨が彼女の気分を害した様子。

元気よく動くゴルフのワイパーは、運転席側の視界を良好に保ってくれる。しかし、運転席側の雨水を助手席側のガラスへ飛ばし、残してしまう。助手席の視界の悪さが、気に入らなかったらしい。

フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)

運転席側の視界がクリアであることの方が大事だと説明したものの、母は納得していないようだった。

積算6149km 静かで燃費が良く快適なクルマ

長期テストの途中だが、筆者の自宅前からイエローのゴルフeTSIは旅立っていった。静かで燃費が良く、快適なクルマだった。自動車移動の殆どの時間を、楽しいものにしてくれた。少々悲しい気持ちになったというのが、正直なところだ。

でも別のゴルフがやって来る。今度のボディカラーは、少しくすんだレッドらしい。とはいえ、ボディカラーはあまり気にしない。筆者の運転するクルマだと、わかりやすくて良いだろう。

フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)

ゴルフeTSIからゴルフGTIへ交換

8代目ゴルフの長期テストは、エントリーグレードのeTSIからホットなGTIへアップグレードすることとなった。新しい、レッドとタータンチェックがお似合いのクルマへ変更だ。より賑やかなホットハッチへの交換は悪くない。

多くのオプションが追加された状態だったが、ライフ・グレードのeTSIで確かめてきたことは、ファミリー・ハッチバックとしての実力。広く一般的なモデルとしての、8代目ゴルフの乗りやすさを中心に確かめてきた。

フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフ 1.5 eTSI ライフ(英国仕様)

答えは予想通りというか、非常に優れていた。タッチスクリーン関係以外、大きな課題はまったくなかったといって良いだろう。

特にハードルの高いゴルフがGTI

ご存知のとおり、フォルクスワーゲン・ゴルフには様々なトリムグレードや仕様が存在する。ゴルフに対する認知度や期待度はおしなべて高いはずだが、その中でも特にハードルの高いのが、GTIだといえる。

8代目ゴルフのテールゲートには、「GOLF」とモデル名のエンブレムが貼られるのに対し、ゴルフGTIの場合はGOLFが消え「GTI」のみ。フォルクスワーゲンによるGTIへの思い入れの高さを表していると思う。

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI(英国仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI(英国仕様)

ゴルフGTIの英国価格は3万3525ポンド(509万円)から。eTSIのライフ・グレードと比較して、7000ポンド(106万円)以上も高い。さらに長期テスト車の場合はオプションが載り、3万7230ポンド(565万円)に膨らんでいる。

これまでのゴルフには付いていなかった上級装備として、リアカメラとヘッドアップ・ディスプレイを追加した。使い勝手はどうだろう。

さらにアダプティブ・ダンパー付きの、ダイナミック・シャシー・コントロールも装備してある。高められた動力性能を考えれば、当然のチョイスといえそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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