【上位モデルが売れている】シトロエンC4、e-C4 改良新型発表 欧州 EV航続距離拡大?

公開 : 2021.10.14 06:05

シトロエンの人気ハッチバック、C4とe-C4が欧州でアップデート。新色追加と仕様の見直しが行われました。

e-C4は航続距離アップか

シトロエンC4およびe-C4が欧州で改良を受け、ボディカラーの追加、新しいホイール、EV航続距離の拡大など、一連のアップデートが施された。

EVのe-C4には「技術的な改良」が施されており、走行効率が向上して実走行における航続距離が伸びたという。ただし、50KWhのバッテリーを搭載したモデルの公式WLTP航続距離は350kmのまま変わらない。

シトロエンe-C4
シトロエンe-C4    シトロエン

価格も若干上昇しており、エントリーモデルの「センス・プラス」モデルは、発売当初の価格より1715ポンド(約25万円)高い3万895ポンド(約480万円)からとなっている。

また、C4とe-C4の両方で、装備の一部が見直された。エントリーモデルには、これまで上位モデル専用だったタブレットホルダー「シトロエン・スマート・パッド・サポート」が採用されている。

ホイールも変更され、「センス」と「センス・プラス」にはライトグレーの新デザインになり、上位モデルの「シャイン」と「シャイン・プラス」にはダイヤモンドカットのデザインが採用された。一方、ボディカラーのオブシディアン・ブラックは、新たにペルラ・ネラ・ブラックに変更されている。

シトロエンの欧州部門によると、これまでに販売されたC4の70%以上が「上位に位置するモデル」であるため、ラインナップを見直し、下位モデルのBlueHDi 130センス・プラスEAT8とPuretech 155シャインEAT8を廃止、在庫のみで販売しているという。

C4のパワートレインは現在、3種類の1.2Lターボ3気筒ガソリンエンジンと2種類の4気筒ディーゼルエンジンから選択することができる。

一方、e-C4の電気モーターは135psを発生し、0-10km/h加速9.7秒、最高速度は150km/hに達する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事