シトロエン、次期『C4』はライバルと異なる「実験的」デザインに 際立った個性の実現目指す

公開 : 2026.02.07 07:05

シトロエンは次期『C4』でライバルとの差別化をさらに図るため、「実験的」なデザインを採用する方針です。個性を際立たせ、ブランドの独自性を強調していくとのこと。C4は数年以内にフルモデルチェンジが見込まれます。

4代目C4は2年以内に登場?

シトロエンは今後、「実験的」なデザインの展開を推し進める方針で、Cセグメントハッチバック『C4』の次世代モデルでは可能な限り競合他社から際立たせるとしている。

3代目となる現行C4は発売から6年目を迎え、ラインナップ中最古のモデルとなっている。今後2年以内にフルモデルチェンジが行われる見込みだ。

現行型シトロエンC4
現行型シトロエンC4

現行モデルはCMPプラットフォームを採用しており、プジョー208DS 3と共通だ。しかし、これらの兄弟車が親会社ステランティスのSTLAスモール・プラットフォームに移行する一方で、4代目C4は『C3』や『C3エアクロス』と同じスマートカー・プラットフォームを採用し、生産・販売コスト削減を図る可能性が示唆されている。

デザイン責任者のピエール・ルクレール氏はAUTOCARの取材に対し、次期C4はラインナップ内の他車種と一線を画す独自性の高いデザインを採用すると語った。

ルクレール氏は、従来モデルや兄弟車とも「明らかに異なる見た目」でなければならないと強調し、「シトロエンは常に限界まで挑戦します」と語った。

「C3に関しては先代モデルとは無関係ですが、ラインナップの中では理にかなっています」

挑戦を続ける実験的なブランド

ルクレール氏によると、実験的アプローチが常にシトロエンのデザイン戦略の中核であり、各ブランドの独自性を強化するステランティス全体の取り組みとして、今後はより明確にその理念を体現していくという。

「シトロエンは常に実験的でしたが、ステランティス・グループにおいても実験的なブランドであるべきです」と同氏は語り、「常に可能な限り挑戦を続けます」と付け加えた。

現行型シトロエンC4
現行型シトロエンC4

ルクレール氏は、次期C4が単にC3の大型版、あるいは『C5』の小型版になることはないと断言した。そのため、ツーボックスの角張ったシルエットを模倣することはなく、従来のハッチバックのルーツを守り続けるという。

「シトロエンは単に『代替車』を作っているわけではありません。常に新しいコンセプトや、自動車業界でできる実験的なことを考えているのです」とルクレール氏は語った。

実際、シトロエンのグザビエ・シャルドンCEOはAUTOCARに対し「将来のデザインではもっと大胆でなければなりません」と述べている。

「シトロエンの未来において、際立った存在であるためにはデザインで大胆になる必要があると考えています」とシャルドンCEOは言う。

「シトロエンはフォルクスワーゲントヨタのような普遍的なブランドではありません。リスクを取れる立場にあります。デザインが嫌われることを恐れてはいません。ただ、シトロエンのデザインが主流だと思わせることは避けたい」

大胆なモデルを手頃な価格で提供できるかとの問いに対し、シャルドンCEOはこう答えた。「これは興味深い挑戦ですが、必ず乗り越えねばならない課題でもあります」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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