新型スズキSクロス 全面改良 クロスオーバーSUV「SX4 Sクロス」から改名

公開 : 2021.11.25 19:38  更新 : 2021.11.26 10:52

新型スズキSクロスが世界初公開されました。2021年末より欧州で販売。中南米/大洋州/アジアでも。

全面改良 SX4 Sクロス→Sクロスに

スズキは、クロスオーバー車の「SX4 Sクロス」を全面改良した。

新型車の名前は同時に「スズキSクロス」へと変更された。

新型スズキSクロス
新型スズキSクロス    スズキ

ハンガリー子会社のマジャールスズキ社で生産。

2021年末より欧州での販売を皮切りに中南米、大洋州、アジアへも輸出する。

従来型のSX4 Sクロスは、2013年の発売以来、欧州を中心に好評だった。

新型スズキSクロスの外観

フロントに大型グリルや3灯式LEDポジションランプを採用。ボンネットと共に高く配置することで、SUVらしさをめざした。

タイヤハウスにはスクエア形状のモールディングを施し、屈強さを表現した。

新型スズキSクロスの外観はSUVとしての「力強さ」をめざしたという。
新型スズキSクロスの外観はSUVとしての「力強さ」をめざしたという。    スズキ

また、ボディサイドはショルダーラインを引き、強く且つ滑らかに走る力を表現した。

リアもフロントと同様にランプとバンパー位置を高く配置し躍動感を表現。

「どの角度から見ても堂々としたSUVの風貌を感じさせるエクステリアに仕上げた」とスズキは説明する。

新型スズキSクロスの内装

インテリアはSUVらしさをめざし、立体的な造形とした。

中央に9インチの大型HDディスプレイオーディオを採用。スマートフォンとの連携はもちろん、車両情報やカメラ映像表示といった運転支援機能も備える。

新型スズキSクロスのインパネ中央には9インチの大型HDディスプレイオーディオを採用。荷室容量430L。
新型スズキSクロスのインパネ中央には9インチの大型HDディスプレイオーディオを採用。荷室容量430L。    スズキ

「内外装ともにドライバーに自信と安心感を持たせるようなスタイリング」とスズキは表現している。

また「コンパクトな車体の中に最大限の空間をつくるスズキのノウハウを駆使した」という。

大人5人がゆったり座れる快適性があるという。荷室容量430L。

大開口サンルーフも採用する。

新型スズキSクロス 技術面の進化

走行モードをダイヤルで簡単に選択できる「オールグリップ」を採用している。

また欧州仕様車には、全車48V SHVSマイルドハイブリッドが組み合わせられる。

新型スズキSクロスの欧州仕様車は全車48VのMHEVとなる。
新型スズキSクロスの欧州仕様車は全車48VのMHEVとなる。    スズキ

・衝突被害軽減ブレーキ
・標識認識機能
・車線逸脱抑制機能
・全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール
などの運転支援機能に加え、全方位モニターや後退時車両検知警報などの駐車支援機能も備わる。

新型スズキSクロスの主要諸元

全長:4300mm
全幅:1785mm
全高:1585mm
ホイールベース:2600mm
パワートレイン:1.4Lターボ(マイルドハイブリッド)
最高出力:129ps/5,500rpm(モーター:13.6ps)
最大トルク:24.0kg-m/2000-3000rpm(モーター:5.1kg-m)

新型スズキSクロス
新型スズキSクロス    スズキ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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