2021年に開通 “見逃せない”高速道路・有料道路 3選 絶景の富士山も

公開 : 2021.12.30 20:45  更新 : 2021.12.30 23:10

2021年もそろそろ終わり。今年も、さまざまな高速道路・有料道路が開通しました。注目したい新区間 3選+αをご紹介します。

クルマが見直される時代の開通情報

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)、AUTOCAR JAPAN編集部

2021年もコロナ禍の影響を受けたものの、新しい高速道路や有料道路が開通している。

その中から、使い勝手、経済効果、素晴らしい景色などを基準に、注目しておきたいものを紹介しておこう。

いくつもの曲線と直線が美しく交差するジャンクションの姿が好きなファンも多い。写真は名古屋西JCT(建設中の様子)。
いくつもの曲線と直線が美しく交差するジャンクションの姿が好きなファンも多い。写真は名古屋西JCT(建設中の様子)。    NEXCO中日本

番外編では、新たな制限速度引き上げ区間にも触れておく。

名二環が全線開通 変わる料金体系(5月)

通称「名二環」と呼ばれる名古屋第二環状自動車道が、5月1日に全線開通した。

名古屋第二環状自動車道は、名古屋環状2号線の専用部を構成する、延長54.3kmの高規格道路だ。

名二環の全体図。太い赤線の区間が、5月に開通した部分。料金体系の変更により、使い方によってはこれまでより高くなるケースと、安くなるケースが存在する。
名二環の全体図。太い赤線の区間が、5月に開通した部分。料金体系の変更により、使い方によってはこれまでより高くなるケースと、安くなるケースが存在する。    NEXCO中日本

このうち、「名古屋西JCT」~「飛島JCT」の延長12.2kmについては、2009年度に事業化され、2021年5月1日に開通。

これにより、名古屋環状2号線の延長66.2kmは、専用部および一般部を含めて全線開通となる。

距離に応じた料金制 短距離を気軽に

この開通で見逃せないのが、名二環や名古屋高速道路など、中京圏の高速道路料金が変更されたことだ。

対距離の料金制を導入し、東海環状自動車道の内側の高速道路料金を大都市近郊区間の料金水準に統一している。

名古屋在住のドライバーに全線開通のメリットを聞くと、「距離に応じた料金体系になったから気軽に使えるようになりました。近所の渋滞を避けるために一区間だけ乗るとか、急いでいる時はそれでも使っていたけれど、それが数百円になるのが有り難い」という声も。

経済効果・災害時の活用

経済面では、名二環が開通する以前の1985年から比べると、この全線開通により2069年には約10兆2000億円の経済効果が期待できるという。

さらに、名二環は災害に強い高規格道路であり、防災機能強化が進む名古屋港と連携して、万が一の災害時は被災地への迅速な緊急支援物資の輸送が可能となるなど、地域防災力の向上も見込まれている。

新東名が延長 新御殿場ICの富士山にウットリ(4月)

新東名高速道路の「新御殿場IC」~「御殿場JCT」と、それに繋がる国道138号 須走道路、国道138号 御殿場バイパス 西区間、国道469号バイパス、および県道 仁杉柴怒田線が、4月10日に開通した。

新東名高速の「新御殿場IC」~「御殿場JCT」は、東京から名古屋の約330kmを結ぶ国土開発幹線自動車道の一部で、静岡県御殿場市内に整備している延長7.1kmの高速自動車国道だ。

新御殿場IC出口(建設中の写真)は、料金所の先に富士山が位置するロケーション。
新御殿場IC出口(建設中の写真)は、料金所の先に富士山が位置するロケーション。    NEXCO中日本

国道138号の須走道路と御殿場バイパス(西区間)は、東富士五湖道路と接続し、広域道路ネットワークを形成する延長8.1km(今回開通したのは延長5.2km)の自動車専用道路。

そして、国道469号バイパス、県道 仁杉柴怒田線は、静岡県御殿場市内に整備しているアクセス道路だ。

観光のクルマ、生活交通と分散

これらの開通によるメリットは、なんといっても国道138号の渋滞緩和が見込まれること。

まず、新東名高速の開通により、静岡方面から山梨方面への観光による通過交通が「新御殿場IC」へ転換し、御殿場市街地の渋滞緩和が期待される。

また、国道138号バイパスの開通により、山梨方面の観光交通が、信号が連担する現道からバイパスに転換し、生活交通との分散が図られ、現道の渋滞緩和が期待される。

ドライブ好きの観点から見ると、新東名の新規開通区間が絶景スポットである点は見逃せない。

とくに新御殿場ICの出口は、料金所の先に富士山が位置。天気がよければ、観光に来たクルマを日本一有名な山が正面で迎えてくれるロケーションになっている。

なお、新東名高速の残りの区間、「伊勢原大山IC」~「新御殿場IC」は現在建設中で、2023年度までに順次開通が予定されている。

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