トヨタ、中央アジアで初めて生産開始

公開 : 2014.06.12 21:40  更新 : 2017.06.01 02:12

トヨタ自動車は、カザフスタン共和国コスタナイ市にあるサリアルカ・アフトプロム社(以下、SAP)において、フォーチュナーの生産を開始したことを発表した。トヨタにとっては、中央アジで初めての現地生産だ。生産台数は年間約3,000台を予定しており、SAPはフォーチュナー生産に伴い、約100名の新規雇用を行ったという。

ラインオフ式典では、トヨタお内山田会長は、「この日を迎えることができたのは、政府の方々をはじめとする関係者の皆様のおかげであり、心より感謝申し上げる。カザフスタンの皆様と手を取りながら、カザフスタンの自動車産業の発展に貢献していきたい」とコメントした。

フォーチュナーの生産は、溶接・塗装・組立工程を現地化するCKD生産の形式で行われ、ラインオフに向けては、約20名のトヨタの技術者が長期間SAP工場に赴き、トヨタの生産基準を満たすことを確認しながら、生産がスムーズに立ち上がるよう技術指導を行っているという。フォーチュナーはカザフスタンの特有の気候・多様な地形に最適なフレーム構造のSUVであるとともに、街乗りにも適した真のオフロード・モデルだ。

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